「~の」だけじゃない。前置詞ofの考え方

今回は前置詞OFです。

マーク・ピーターセンさんの「日本人の英語」という本が大好きでこの方の本はよく読むのですが、前置詞ofについて興味深いことが書いてありました。

Ofとは

マーク・ピーターセンさんは、明治大学はMeiji Universityと書くのが正式で、University of Meijiはあり得ないと述べています。何故でしょう・・・

理由は、明治とは、具体的な「物」ではなく、単なる「名」に過ぎないからだそうです。それはどういうことでしょう。認知英文法で有名な田中茂範先生は「レキシカルグラマーへの招待」の中でofについて次のように述べています。"Ofは「~に属して」が強調され、''部分of全体''という関係になっている。" つまり、the legs of a tableという文を例にとると、テーブルのという全体の一部に属す部分的な足、といった関係があるそうです。

これで明治大学の例もなるほど、となりますね。University of Meijiだと、明治に属した、というニュアンスになるということですね。それは変です。なので、たとえば、東京大学だと、東京、という土地に属した大学ですよね。なので、University of Tokyoでいいわけです。

日本の大学はどうでしょう

では、福島県の国立大学である福島大学はどうでしょう。HPを見ると、Fukushima Universityと記載されています。ピーターセンさんによると、これも自然な英語ではあるそうです。しかし、不思議なことにofがついてる日本の国立大学は東大だけだとか。

世界の大学はどうでしょう。

オーストラリアは殆どが国立大学です。私が知る限り私立は一校です。

例えば、有名なメルボルン大学。日本人はメルユニなんて呼びますが、正式名称は、The university of Melbourne やはりofが使われます。メルボルンという場所に属した大学ということですね。

一方、メルボルン大学の近くにモナッシュ大学という名門校があります。こちらの正式名称はMonash University  of無し!確かにモナッシュなんて言う地名は聞いたことがありません。モナッシュとは100ドル札に描かれた将軍の「名前」だそうです。なので、ofをつけると明治大学の例のようにおかしくなるのです。シドニー大学は??the university of Sydneyです。クイーンズランド大学はthe university of Queenslandアデレード大学もthe university of Adelaide. 地名がつくオーストラリアの国立大学はほとんどof付きです。

それではオーストラリア以外はどうでしょう。ハーバード大学はHarvard Universityハーバードは人の「名前」です。それではオックスフォード大学大学はthe university of Oxford オックスフォードはイギリスの「地名」です。どうやらオーストラリアだけでもないようですね。

福島大学も

そうなると、福島大学も英名をthe university of Fukushimaにした方がいいんじゃないのかな・・・なんて弱気になりますね。(笑)

しかし、会津大学!HPを見るとthe university of Aizu!! やりました。ofを知ると、「会津という土地に属した大学」という雰囲気が伝わってきませんか??

前置詞も奥が深いですね。

ちなみに、ofを理解すると、中学で習うmade of とmade fromの違いも丸暗記ではなく理解できます。




  • この記事を書いた人

ほんだくん

保有資格: TOEIC920点、英検1級 暗記に頼る文法ではなく、論理的に理解できる英文法を書いています。 長文読解が楽になるための文法、たんなるテクニックではなく、自信を持ってTOEICの文法セクションが解けるための文法知識を提供できれば幸いです。 その他、TOEIC900点越え、英検1級まで取得したノウハウを書いていきます。

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