動名詞の意味上の主語「my ~ing(所有格)、 me~ing (目的格)」は同じ意味か違うか

今回は、動名詞の意味上の主語について書いていきます。

動名詞についての全体像は↓

名詞編 その3 実は簡単、動名詞 (前回の不定詞と動名詞の違いを意識しましょう)

名詞編の3回目となります(名詞の全体図、1回目:無生物主語、2回目:不定詞)   句(主語・動詞のかたちがない)は今回でおしまいです。 前提:名詞は、主語(S)、目的語(O)、補語(C) の位置に置か ...

続きを見る

動名詞は不定詞と似ています。不定詞と同様に、「意味上の主語」というのも存在します。

意味上の主語とは

「意味上の主語」という言葉が出てきましたが、よくわからない言葉ですよね。

ざっくり言うと、文章の主語とは別に、「動作をする人」です。わかりにくいので例文を挙げます。

例えば、I want to study English.(私は英語を勉強したい)という文章では、主語はI (わたし)です。動作(study English) するのは??同じく主語の I (わたし)ですよね。当たり前ですよね。

では、I want you to study English. (私は、あなたに英語を勉強してほしい)これではどうでしょうか??主語は先ほどと同じように、I (わたし)です。では、英語を勉強するのは??You (あなた)が英語を勉強するという「動作」をするわけです。主語の I (私)は、あなたに英語を勉強してほしい、と思っているだけで、勉強するわけではないですよね。行動するのは「you」です。

このように、主語とは別に、文の中で実際に動作をする人を「意味上の主語」と言います。

動名詞の意味上の主語

意味上の主語についてわかったところで、動名詞の意味上の主語を見ていきましょう。不定詞はfor 人、のような形をとることが多いので、わかりやすいし訳しやすいです。

では、動名詞は??というと、所有格、または目的格、を使うんです。

例えば、I am sure of passing the examination.(私は(私が)テストに合格すると思います)前置詞の後に動名詞のパターンです。この文の主語はI(私)ですね。試験に合格する(動作)をする人も、主語と同じ I (私)です。

では、私は、彼女がテストに合格すると思います。というときはどうでしょう。文の主語は、「私」テストに合格するという動作をするのは「彼女」となるので、意味上の主語を使うパターンです。

そういうときは・・・I am sure of her passing the examination. (私は、彼女がテストに合格すると思います)というように、所有格を使うんです。

そもそも、動名詞は動詞を~ingをつけて名詞化する文法でしたね。と、言うことは、pen などと同じ名詞、ということです。私のペン、という時は、my penと言いますよね。何が言いたいんですか?というと、myなどの所有格は、名詞の前につけて使われるので、動名詞のpassingの前についても、不思議ではないわけです。

けれど、所有格のほかにもme passing のような目的格が使われることもあるので注意です。*人称代名詞の時は所有格が多いですが、目的格が使われるのは口語的な表現です。

補足:意味上の主語で、所有格と目的格で意味が変わってしまう場合

ちょっと細かいのですが、所有格と目的格で意味が変わってしまうこともあるのでご紹介します。

例えば  He is angry at my being late.  と、He is angry at me being late. の違いの場合です。

先ほど書いたように、my は所有格ですので、後ろの名詞(動名詞)を所有しているイメージです。よって、遅れたという私の動作に対して怒ってますよ~という意味合いになりますよね。angry atの目的語はbeingといことです。

それでは…me being late となると、me (目的格) が目的語のように感じるので、彼は「遅れたわたしに対して」怒ってる!といった意味合いが強いですよね。

行為に怒っているのか、人物に怒っているのか??細かいニュアンスですし、絶対的なルールでもありませんが、微妙な違いを意識するのも面白いと思います。

 

  • この記事を書いた人
ほんだくん

ほんだくん

保有資格: TOEIC920点、英検1級 暗記に頼る文法ではなく、論理的に理解できる英文法を書いています。 長文読解が楽になるための文法、たんなるテクニックではなく、自信を持ってTOEICの文法セクションが解けるための文法知識を提供できれば幸いです。 その他、TOEIC900点越え、英検1級まで取得したノウハウを書いていきます。

© 2021 ひとり英語研究所