GTECのグラフ説明ライティングが、一瞬で書けるようになる表現集

受験で使えることで人気のあるGTEC。最近は英検よりもGTECを受験する中高生が目立ちます。

英検同様、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能を測る試験です。

その中でも、やはり気になるのは、ライティングとスピーキングですよね。

今回は、「GTECライティング」で使える表現をシェアします。

GTECのライティング問題

今回は、中3から高3を対象としたGTEC CBTテストのライティングを例にします。

そもそも、GTECのライティングは、どんな問題かというと・・・

 

このように、3部構成になっています。

英検と違って、級がある試験ではないので、簡単な問題から難しい問題を幅広く解いて、自分の点数を出す試験です。

なので、いろいろなレベルの問題を解くこととなります。

パート1とパート2については、中2とか中3のレベルで十分書けるレベルです。

難しいのは、パート3です。

グラフや図を読み取って、自分の意見、背景となる理由を書く、とあります。

もちろん、しっかりした英語力がなければ対応できない問題ですが、ある程度の「型」を知っているだけで、だいぶ違います

私も留学時代、エッセイを書くときに苦労したので、そのときに使った定型表現をシェアします。

GTEC ライティングのグラフ問題の使える表現

↑はベネッセのホームページにある例題です。

書くポイントは2つです。

グラフの情報の要約

自分の意見(今回は自分の体験との比較)

※自分の意見については、自由英作文なので、あまり定型文は使えません。

参考として、英検ライティングの記事を読んでみてください。

グラフ要約については、ある程度知っているだけで使える表現がありますので、今回はグラフの部分に絞ってお伝えします。

GTECライティングの書き出し

これは、あくまで「エッセイ」なので、書き出しはエッセイのイントロとして書きます。

今回だと

This graph shows trends in the amounts of waste and and recycling in the United Stats between 1960 and 2010. 

これは「〜についてのグラフですよ」という文を最初に書きます。

GTECライティング使える表現集「グラフの説明」

次にグラフの説明です。

大事なのは

グラフの①急激な伸び、減少 ②変化の少ないところ

このあたりに注目すると、特徴を捉えやすいです。

初めに、表現からまとめます。

基本的に、グラフは、上がるか、変化がないか しかありません。

主語を書いて、上がったか、下がったか、変わらないのか

さらに、「急激に」伸びたのか、「少し」下がったのか、という程度を表現すれば大丈夫です。

一般的に、2つくらいは特徴があると思うので、

以下のように、

主語から書くパターンとThere was を使うパターンで、2パターンかけるようにすると、エッセイに変化があっていいです。

主語から書くパターン

~が どうした どのように
  • The price(価格)
  • The population (人口)
  • The rate(割合) など

減った

  • decreased / fell / declined / went down / dropped                              
どのくらい速く                                      

  • gradually/steadily (徐々に)slowly(ゆっくりquickly / rapidly (速く)                                                
 

増えた

  • increased / rose / grew / went up

変化なし 

  • remained /  stayed

どのくらい  

  • significantly/substantially (大幅に)   dramatically (劇的に) slightly (少し)

 

There was をつかうパターン

There was(〜があった)の分は、以下の表の語順で書きましょう。

あった どのような 〜が 〜に
There was a
  • gradual/slow (ゆっくりした)
  • rapid(急速な )
  • slight(少し)
  •  significant/substantial (大幅な)
  • dramatic(劇的な)

減少

  • decrease/fall  / decline / drop   

 

  • In price /
  • in the population 
  • in the rate など
   

上昇

  • increase /rise
 

例題を見ましょう。

まず、毎年、ゴミもリサイクルも、徐々に増えているのがわかります。

さらに、1990年から2010年まで、明らかにリサイクルの数が増えていますよね。

この2点を書いてみましょう。

書き初めは

According to the graph, we can see that ~ ,グラフによると~ということがわかる

という書き出しで書きましょう。

あとは、上の表を使って書きます。

何についてのグラフか?というのは、グラフの左端に書いていますね。

そうです。Total weight (billion kg)です。「重さ」ですよね。

何の重さかというと waste とrecycling です。

なので、主語は the total weight (in billion of kg) of waste and recycling に、なります。

次に、どうなっているか?を考えましょう。

見ただけで増加しているのがわかりますね。

増加なので、increased を使いましょう。

では、どうやって増えていますか?

増えかたは、徐々に増えているイメージですよね。

この場合、gradually か  steadily を使います。

どちらでもいいですが、

Steadily の方が、「着実に」「等間隔で」というニュアンスがつよいので、こちらを使います。

ここまでをまとめると

According to the graph, we can see that the total weight (in billion of kg) of waste and recycling increased steadily every decade. と、なります。

ちなみに、decade というのは、10年という意味です。使えるので、覚えておくと便利です。

さて、もう一つ書くとすれば、1990年から2000年間の、リサイクルの急激な伸びではないでしょうか?

2文目は、表現を変えるのがコツです。

There was の表現を使いましょう。

今回も「増加」しかも「急激な増加」です。何が?というと、recycling です。表のように、前置詞inを使います。

We can see there was a sharp increase in recycling from 1990 to 2000. 

このように書くことができます。

いかがでしょうか。グラフ描写は、意外に簡単ですよね。

時制はどうする?

ちなみに、時制ですが、過去の事実を述べるのが基本だと思うので、基本的に「過去形」で書きましょう。

もし、「現在まで」という場合は、現在完了を使います。

グラフの理由や意見については、また別記事で書きます。

今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。




  • この記事を書いた人

ほんだくん

保有資格: TOEIC920点、英検1級 暗記に頼る文法ではなく、論理的に理解できる英文法を書いています。 長文読解が楽になるための文法、たんなるテクニックではなく、自信を持ってTOEICの文法セクションが解けるための文法知識を提供できれば幸いです。 その他、TOEIC900点越え、英検1級まで取得したノウハウを書いていきます。

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