今回は、受験の和訳や読解で良く狙われる「多義語」について、書いていきます。 良く入試で出てくる多義語を紹介します。
多義語とは何か
practiceという単語は、「練習する」という意味で中1で習ったと思います。
It is my practice to get up at 7 a.m.
こんな文があったら、「7時に起きて練習します」・・朝練の話?と思ってしまうかもしれませんね。
けど、practice には「慣習」という意味もあります。
なので、「朝7時に起きるのが私の習慣です。」という意味になります。
このように、一つの単語にいろんな意味がある単語を、「多義語」といいます。
この多義語の厄介なところは、「練習する」「慣習」のように、一見全く違い意味に見えるとこなのです。 ちなみに、practiceには「開業」という意味まであるんです。
多義語の覚え方
では、practiceは、「練習、慣習、開業」と暗記すればいいのですか?
というと、必ずしもそうとも言えません。
なぜなら、単語には、「コア」となる意味があるためです。
practice であれば、コアになる意味は、「繰り返し」行うという意味になります。
そうなると、練習も「繰り返し」やることですし、慣習も「繰り返し」行うから慣習になりますよね。開業も、これから繰り返し仕事をしていく、的なイメージでしょう。
このような「コアイメージ」を理解すると、多義語を覚えるのに役立ちます。
多義語集
それでは、ほかにどのような多義語があるのでしょうか。
Aから始まる多義語
accounts
account は
①収支計算書 ②理由 ③考慮 ④重要性 ⑤預金口座 ⑥説明する ⑦原因となる ⑧割合を占める
コアになるイメージ、つかめるでしょうか?すべて、「計算してまとめる、整理する」という共通点があります。
計算書や預金は計算して整理しますし、説明や理由、割合だって、まとめて、整理することで可能になりますね。
attend
①出席する ②世話をする ③伴う ④関心[注意]を向ける ⑤注意する、気を付ける ⑤看護する ⑥仕える
こちらはどうでしょうか。「心に寄り添って、一緒にいてあげる」というイメージがあります。
art
①芸術 ②美術 ③人交 ④技術 ⑤人文科学
アート、と日本語になっているので、技術?などと言われるとびっくりしますが、「人の手が加わっている」というコアでい覚えると覚えやすいですね。
accord
accord は
語源:ラテン語 accordare「心(cor 心臓)を合わせる(ad-)」。cordial・record と同根。
すべて、「心を合わせる」。心が合う=一致、合意=協定、心から進んで=自発的に、心を向けて=授ける。
address
address は
語源:ラテン語 ad-(〜へ)+ directus「まっすぐ」→「まっすぐ向ける」。direct と同根。
すべて、「まっすぐ相手に向ける」。届け先=住所、聴衆へ語る=演説、問題に正面から向かう=取り組む、人へ言う=話しかける。
admit
admit は
語源:ラテン語 admittere「中へ(ad-)送り入れる(mittere)」。mission と同根。
すべて、「中へ入れる」。人を入れる=入場・入学・入院、事実を心に入れる=認める。
advance
advance は
語源:ラテン語 abante「前に(ab + ante)」→古フランス語 avancer。
すべて、「前へ進める」。前進・進歩、順位を前へ=昇進、時間的に前へ=前払い・事前の、考えを前に出す=提唱。
afford
afford は
語源:古英語 geforðian「成し遂げる・供給する」。forth(前へ)から。
すべて、「(無理なく)差し出せる・供給できる」。金や時間を差し出せる=余裕がある、恩恵を差し出す=もたらす。
age
age は
語源:ラテン語 aetas「年齢・年代」→古フランス語 aage。
すべて、「重ねてきた年月」。生きた年月=年齢、歴史の年月=時代、年月を重ねる=老いる・熟成、長い年月=長い間。
air
air は
語源:ラテン語 aer「空気」。
すべて、「空気・漂うもの」。大気、空中を飛ぶ=放送、人にまとう空気=雰囲気・気取り、空気にさらす=公表・換気。
answer
answer は
語源:古英語 andswaru「応答」(and-「〜に対して」+ swerian「誓う」)。
すべて、「相手に対して返す」。問いに返す=答える、呼びかけに返す=応じる、行いに返す=責任を負う、要求に返す=かなう。
appear
appear は
語源:ラテン語 apparere「姿を見せる(ad + parere 現れる)」。apparent と同根。
すべて、「(表に)姿を見せる」。出現、目に映る=〜に見える、人前に出る=出演・出廷、世に出る=出版。
apply
apply は
語源:ラテン語 applicare「(ad-)折り重ねてくっつける(plicare 折る)」。
すべて、「ぴたりと当てる・くっつける」。当てはめる=適用、当てはまる、身を寄せる=申し込む、塗り当てる、身を当てる=専念。
appreciate
appreciate は
語源:ラテン語 appretiare「値段(pretium)をつける(ad-)」。price と同根。
すべて、「正しく値打ちを見積もる」。価値を認める=理解・鑑賞、値打ちを認めてありがたく思う=感謝、値打ちが増す=騰貴。
article
article は
語源:ラテン語 articulus「小さな関節・区切り」(artus 関節)。
すべて、「区切られた1つの項目」。区切られた文章=記事、品目の1つ=品物、区切った条=条項、区切りを示す小語=冠詞。
assume
assume は
語源:ラテン語 assumere「自分の方へ(ad-)取り込む(sumere 取る)」。consume・resume と同根。
すべて、「自分の側に取り込む」。前提として取り込む=仮定、役目を取り込む=引き受ける、見せかけを取り込む=装う。
Bから始まる多義語
bear
①重荷を負う ②責任を持つ ③産む ④耐える ⑤抱く ⑥熊
ベアーといえば熊ですが、いろいろな意味があります。共通するコアイメージは、「重荷を持つ」。まさに、産む苦しみ、のようなイメージです。熊さんも重い・・
balance
balance は
語源:ラテン語 bilanx「二つの皿(bi + lanx)の(天秤)」。
すべて、「二皿の天秤=釣り合い」。均衡、はかる天秤、貸借の釣り合い=残高、差し引いた残り。
bar
bar は
語源:古フランス語 barre「横木」。
すべて、「横に渡した棒」。棒・横木、通せんぼ=妨げる、仕切り台=カウンター・酒場、法廷の仕切り=法曹、五線の仕切り=小節。
beat
beat は
語源:古英語 bēatan「打つ」。
すべて、「繰り返し打つ」。叩く、打ち勝つ=負かす、脈打つ=鼓動、規則正しい打ち=拍子、打ちのめされて=へとへと。
bill
bill は
語源:①〜④・⑥はラテン語 bulla「印章・公文書」。⑤“くちばし”は古英語 bile で別語源。
①〜④は「公式に記した紙」=請求書・紙幣・法案・ビラ。⑤くちばしは別語源の同綴。
board
board は
語源:古英語 bord「板・食卓」。会議は“板の食卓を囲む”、賄いは“食卓の食事”から。
すべて、「板・(板の)食卓」。板、食卓を囲む人々=委員会、食卓の食事=賄い、渡し板を踏んで=乗り込む。
book
book は
語源:古英語 bōc「本」。予約は“帳簿に記入する”から。
すべて、「書き記すもの・帳面」。本、帳面に記入=予約・立件、記録の帳面=帳簿。
bound
bound は
語源:①②は bind「縛る」の過去分詞(縛られて定まった)。③“跳ねる”は仏 bondir、④“境界”は仏 bonne で別語源。
①②は「縛られて定まっている」=義務・行き先。③跳ねる・④境界は別語源の同綴。注意。
break
break は
語源:古英語 brecan「壊す」。
すべて、「壊す・断ち切る」。割る、約束を断つ=破る、続きを断つ=休憩、闇を断つ=夜明け、流れを断つ=好機。
business
business は
語源:古英語 bisignis「忙しさ(busy + -ness)」。
すべて、「忙しく取り組むこと」。生計の営み=商売、なすべきこと=仕事・用件、自分が関わる事=関わり。
Cから始まる多義語
claim
①自分のものだと思う ②主張する ③要求する ④獲得する ⑤(命を)奪う ⑥請求する
こちらのコアは・・自分のものと主張する!そこから進んで、奪う、というイメージに広がります。
くれぐれも、日本語の「クレームを入れる」という意味はありません!日本語的な「クレームを入れる」と言いたいときは、make a complaint を使いますのでご注意を。
content
①内容 ②目次 ③満足している ④満足させる
本などで、「コンテンツ」と言ったりしますね。目次、という意味もありますが、満足という意味があります。
なぜかというと、「内容が結構ある」というコアイメージがあるからです。内容があるから、満足する、という事ですね。
気を付けたいのは、内容が「十分」ではありません。そこそこある、という意味です。完全に満足する場合は、satisfied を使います。
contentは、少し控えめな「満足」です。だから、「そこそこ」の満足であることをお忘れなく。
current
①現在の ②流通している ③流行の ④流れ ⑤電流 ⑥(流れている)水 空気 ⑦(一般的)動向
こちらのコアは、「流れ」です。current Englishは、時事英語という意味ですが、現在流れている英語、という考えで覚えてみましょう。
capital
①資本 ②首都 ③大文字 ④主要な ⑤死刑
こちらは、「頭、先頭、一番」のようなイメージで覚えてください。死刑は?というと、極刑、つまり、一番重い刑ですね。
custom
①慣習 ②税関 ③常連客 ひいき客 ④関税
有名な多義語ですね。この単語は、「ある一方向に動いている、流れている」イメージがあります。
慣習は、みんなが同じ方向に流れて作られます。常連客も、毎日お店に流れてくる流れです。税関だったら、外国に行くときに、税関に人が流れていく、輸入や輸出した貨物が税関に流れていくイメージで覚えましょう。
command
①命令 ②(場所などを)支配する、統治する ③(言葉や金などを)自由に操る、意のままにする
④(尊敬・関心・信頼・同情・高評価などを)当然のこととして受ける ⑤(位置が場所を)見渡す、見晴らす
こちらのイメージは、「掌握する(手中におさめている)」です。命令、統治は、まさに対象を手中に収めていますよね。言語を手中に収めるから使いこなせますし、絶景を掌握することで、見渡すことができます。
company
①同席 ②仲間 ③来客 ④会社 組織
この単語は語源を知ると覚えやすくなります。comはラテン語の「一緒に」という意味、panは、ラテン語で「パン」を意味します。私たちが食べる「パン」の名前は、ラテン語由来だったのでしょうか・・
com と panで、「パンを一緒に食べる仲間」という意味になります。 日本語で言うと、「同じ釜の飯を食う」といった意味になりますね。
同じご飯を食べる仲間・・同席、仲間、来客、会社・・とつながるかと思います。
credit
①信用 ②信念、確信 ③評判、名声、信望 ④響力、威光 ⑤信用取引、クレジット ⑥(大学の)単位 ⑦貸方 ⑧クレジット(映画の) ⑨AにBの功績を認める
こちらも、語源はラテン語のcrēdōから来ていて、意味は「信じる」という意味になります。そこから、「功績に基づいた信用」というコアイメージになります。
クレジットカードは、まさに信用があるから後払いができるわけです。映画の最後に流れるクレジットも、「功労者たち」ですよね。
Dから始まる多義語
drive
①Aを~に駆り立てる ②運転する ③走らせる ④車で運ぶ ⑤動かす
こちらの単語は、ドライブする、という意味はみんな知っていますが、駆り立てる、という意味もあります。
コアイメージは、「対象を動かす」人でも、車でも、「動かす」のは同じですね。
dismiss
①解雇する ②捨てる ③解散させる ④却下する
この単語も、訳を見れば共通点が見えてきますね。
コアイメージは「切り捨てる」です。
deliver
①を配達する ②(演説を)行う ③〈打撃・攻撃などを〉加える; 〈ボールを〉投げる ④分娩させる
deliver の語源は「~から(de-)解放する(libero)、放つ」です。コアイメージは、中から外に出して自由にする、というイメージをもつと覚えやすいですね。
discharge
①解き放つ②解任する③放出する④果す⑤荷を降ろす
荷物を積む(carrico)の反対(dis-)、荷物を下ろす」がこの単語のコアになります。
そこから、荷物を解く、と広げて覚えると覚えやすいです。
domestic
①家庭の、家事の ②所帯じみた ③飼い慣らされた ④国内の、自国の、国内産の
ラテン語 のdomus(家;故郷)+-ticus(~の)⇒ dem-(建設する)が語源です。
domesticは、「家庭の;国家の」がコアの語源イメージになります。domain(領地)と同じ語源をです。
degree
①程度、度合い②(温度計・経度・緯度などの)度 ③学位、称号、級 ③親等 ④(犯罪の)等級
degreeは古期フランス語 degre(程度)⇒ ラテン語 degradus(階段の段)が語源です。
よって、コアイメージは「度合い」「階段の段」
graduate(卒業する)も同じ語源です。学位も、温度も、「度合い」ですよね.
design
design は
語源:ラテン語 designare「印(sign)をつけて指し示す(de-)」。signal・signature と同根。
すべて、「頭の中の考えに印をつけて描き出す」。だから設計図にも、意図にも、たくらみにもなる。
develop
develop は
語源:古フランス語 desveloper「包み(velop)を解く(des-)」。envelope(封筒)と対の語。
すべて、「包みを開いて中身を広げる」。潜んでいたものが開いて広がる=発達・開発、隠れていた像が現れる=現像。
draw
draw は
語源:古英語 dragan「引く」。drag と同根。
すべて、「引く」。ペンを引いて描く、引き寄せる、勝負を引き分ける、口座から引き出す、結論を引き出す。
Eから始まる多義語
effect
effect は
語源:ラテン語 efficere「外へ(ex-)作り出す(facere)」の過去分詞。fact・factory と同根。
すべて、「外に作り出されたもの」=生み出された結果・効果。動詞 affect(影響する)との区別に注意。
end
end は
語源:古英語 ende「端・境界」。
すべて、「端っこ」。物の端、時間の端=終わり、目指して行き着く端=目的。
endure
endure は
語源:ラテン語 indurare「硬く(durus)する」。durable・during と同根。
すべて、「硬くこわばって持ちこたえる」。だから“耐える”とも“長く続く”とも訳せる。
engage
engage は
語源:古フランス語 engager「担保(gage)に入れる」。gage(誓約)から。
すべて、「かみ合ってしっかり結びつく」。約束で結ばれる=婚約、仕事に噛み合う=従事、回線が塞がる=話し中。
equal
equal は
語源:ラテン語 aequalis「等しい」。equator(赤道)・equity と同根。
すべて、「同じ高さ・つり合い」。等しい、力量がつり合う=匹敵する・務まる。
even
even は
語源:古英語 efen「平らな・等しい」。
すべて、「でこぼこなく平ら・等しい」。平坦、割り切れる偶数、互角、貸し借りゼロ。「〜さえ」は“差がなく行き着く先”を示す強調。
exercise
exercise は
語源:ラテン語 exercere「囲いから外へ(ex-)出して働かせる(arcere)」。
すべて、「外に出して働かせる」。体を働かせる=運動、頭を働かせる=練習、権力を働かせる=行使。
exert
exert は
語源:ラテン語 exserere「外へ(ex-)差し出す(serere つなぐ)」。
すべて、「力を外へ押し出す」。影響を押し出す=及ぼす、自分を押し出す=努力する。
express
express は
語源:ラテン語 exprimere「外へ(ex-)押し出す(premere 押す)」。press・pressure と同根。
すべて、「ぎゅっと外へ押し出す」。思いを押し出す=表現、途中を飛ばして押し出す=急行・速達、はっきり押し出された=明白。
Fから始まる多義語
facility
facility は
語源:ラテン語 facilis「しやすい」(facere する)。facile・faculty と同根。
すべて、「たやすくできること」。物事を容易にするもの=設備、たやすさそのもの、たやすくこなす腕=器用さ。
fail
fail は
語源:ラテン語 fallere「だます・欠ける」。false・fault・fallacy と同根。
すべて、「欠けて足りなくなる」。及ばず失敗、力が欠ける=衰える、やるべきことが欠ける=しそこなう。
fair
fair は
語源:①〜④は古英語 fæger「美しい・好ましい」。⑤だけ別語源でラテン語 feria「祝祭日」。
すべて、「美しく整っている」。えこひいきなく整う=公平、まずまず良い=かなりの、明るく整った肌、晴天。⑤の“見本市”のみ同音の別語。
fancy
fancy は
語源:fantasy の短縮形。ギリシャ語 phantasia「心に思い描くこと」。
すべて、「頭に思い描く」。空想、〜だと思う、心に描いて惹かれる=好み、思い描いて凝った=装飾的。
fast
fast は
語源:古英語 fæst「固い・しっかりした」。fasten と同根。「速い」は“しっかり突っ走る”からの派生。
すべて、「しっかり固定」。固く動かない・色落ちしない・ぐっすり。速さは“勢いよく突き進む”派生。断食は“固く身を慎む”系統。
favor
favor は
語源:ラテン語 favere「好意を示す」。favorite と同根。
すべて、「相手に肩入れする気持ち」。好意、便宜、味方する=支持、有利。
feature
feature は
語源:ラテン語 factura「作り・つくられたもの」(facere 作る)。
すべて、「(目立つ)つくり」。目立つ作り=特徴、顔のつくり=顔立ち、目立たせる=呼び物・特集。
figure
figure は
語源:ラテン語 figura「形・かたち」(fingere 形づくる)。fiction・feign と同根。
すべて、「かたち」。数字という記号の形、図形、人の姿・体型、頭の中で形にする=理解する。
fine
fine は
語源:ラテン語 finis「終わり・仕上げ・極致」から「仕上がった・純良な」。罰金も“決着をつける金”。finish・final と同根。
すべて、「きれいに仕上がった・混じり気がない」。見事、体調が整って元気、澄んだ晴天、きめ細かい。罰金は“けりをつける金”。
fire
fire は
語源:古英語 fȳr「火」。
すべて、「火・火を放つ」。火、火薬に点火=発砲、燃やして追い出す=解雇、心に火をつける。
firm
firm は
語源:①②はラテン語 firmus「堅固な」。③はそこから伊語 firma「署名(で成立した商会)」へ。confirm と同根。
すべて、「しっかり固い」。堅い、揺るがない態度、署名で固く結ばれた組織=会社。
fit
fit は
語源:中英語 fitten「合わせる」。④の“発作”のみ別語源。
すべて、「ぴたりと合う」。サイズが合う、体が整って健康、ふさわしい。④“発作”だけは同音の別語。
flat
flat は
語源:古ノルド語 flatr「平らな」。
すべて、「平ら・つぶれた」。平坦、空気が抜けて平ら=パンク・気抜け、平板できっぱり、平屋続きの住まい=(英)flat。
follow
follow は
語源:古英語 folgian「ついて行く」。
すべて、「後をついて行く」。追う、指示に従う、話の筋を追う=理解する、順に続いて起こる。
form
form は
語源:ラテン語 forma「形」。formal・formula と同根。
すべて、「形・型」。姿、決まった型=形式・書式、形を作る、整った状態=調子。
fortune
fortune は
語源:ラテン語 fortuna「運命の女神」。fortunate と同根。
すべて、「巡ってくる運」。幸運、運が運んできたもの=財産、定められた巡り=運命。
free
free は
語源:古英語 frēo「自由な」。friend と同根(“身内=自由な者”)。
すべて、「縛りがない」。束縛のない自由、代金の縛りがない=無料、〜から解放された、予定の縛りがない=暇。
function
function は
語源:ラテン語 functio「遂行・働き」(fungi 果たす)。
すべて、「果たすべき働き」。役割・機能、働く、社会的役割を果たす場=行事、入力に対応して値を返す=関数。
Gから始まる多義語
give
give は
語源:古英語 giefan「与える」。
すべて、「差し出す・手放す」。渡す、譲って屈する、圧に負けてたわむ=崩れる、光や匂いを外へ出す。
given
given は
語源:give の過去分詞。
すべて、「すでに与えられて そこにある前提」。置かれている条件=所与、それを踏まえると=考慮すると。
go
go は
語源:古英語 gān「行く」。
すべて、「ある方向へ進んでいく」。移動、機械が動く、状態へ向かう、消え去る、順番が進む。
good
good は
語源:古英語 gōd「良い」。gather と同系で“合う・ふさわしい”が芯。
すべて、「かなうもの・望ましいもの」。良い、道徳的善、価値ある品=商品、申し分ないほど=かなりの、決定的に=永久に。
grade
grade は
語源:ラテン語 gradus「歩み・一段」。degree・gradual と同根。
すべて、「段階の一段」。ランクの一段=等級、評価の一段=成績、学びの一段=学年、傾斜の度合い=勾配。
grant
grant は
語源:古フランス語 creanter「保証する・約束する」、ラテン語 credere「信じる」由来。
すべて、「求めに応じて認めて渡す」。願いを認めて与える、正しいと認める、公が認めて出す金=助成金。
grasp
grasp は
語源:中英語 graspen「つかむ」。grab と関連。
すべて、「手中にしっかり握る」。物を握る、意味を握る=理解する。
grave
grave は
語源:①“墓”は古英語 grafan「掘る」。②③“重大な”はラテン語 gravis「重い」(gravity と同根)。同綴の別語源。
②③の芯は「重い」=ずっしり深刻。①“墓”は“掘る”由来の別語だが、“重々しい”印象で混同しないよう注意。
ground
ground は
語源:古英語 grund「底・土台」。⑤“挽いた”は grind の過去分詞で同綴の別語。
すべて、「土台・底」。立つ地面、主張の土台=根拠、地面に縛りつける=外出禁止。⑤だけは grind 由来の別語。
Hから始まる多義語
hand
hand は
語源:古英語 hand。
すべて、「手」。手、手で渡す、指し示す針、働く手=人手、手の届く範囲=近く。
head
head は
語源:古英語 hēafod「頭」。
すべて、「先頭・かしら」。体の頭、集団の頭=長、先頭を切って進む=向かう、記事の頭=見出し。
help
help は
語源:古英語 helpan「助ける」。②は help の古義“避ける・こらえる”が残ったもの。
すべて、「手を貸して力を添える/こらえる」。助ける、避けきれない=せずにいられない、自分の手で取る。
hold
hold は
語源:古英語 healdan「保つ」。
すべて、「しっかり保つ」。手に保つ、場を保って催す、考えを保つ、状態を保って持ちこたえる、中に保つ=収容。
home
home は
語源:古英語 hām「住まい・村」。
すべて、「戻るべき拠点・的の中心」。家、本拠、まさに的の中心を突く=痛感・核心、中心へ狙いを絞る。
humor
humor は
語源:ラテン語 humor「湿り・体液」。中世の四体液説で、体液が気分を左右すると考えられた。
すべて、「体液が生む気分」。気分をくすぐるもの=ユーモア、気分そのもの=機嫌、その気分に合わせる=なだめる。
Iから始まる多義語
ill
ill は
語源:古ノルド語 illr「悪い」。
すべて、「悪い状態」。体が悪い=病気、性質が悪い=悪意、具合悪く=下手に・かろうじて、悪いこと=害。
industry
industry は
語源:ラテン語 industria「勤勉・精を出すこと」。
すべて、「せっせと励むこと」。励みの集積=産業、励む態度そのもの=勤勉。
interest
interest は
語源:ラテン語 interest「間にある・重要である」(inter 間 + esse ある)。
すべて、「自分と物事の“間”にある関わり」。関心、お金が生む関わり=利子、得失の関わり=利害。
involve
involve は
語源:ラテン語 involvere「中へ(in)巻き込む(volvere 回す)」。volume・revolve と同根。
すべて、「中へ巻き込む」。中に巻き込んで含む、人を巻き込む、深く巻き込まれる=没頭。
issue
issue は
語源:古フランス語 issue「出口」、ラテン語 exire「外へ出る」。
すべて、「外へ出てくるもの」。表に出た問題、世に出す=発行、次々出る号、体から出た者=子孫。
Jから始まる多義語
judge
judge は
語源:ラテン語 iudex「法(ius)を語る(dicere)者」。
すべて、「筋道に照らして裁定する」。裁く人、良し悪しを見定める=判断、勝敗を決める=審査。
just
just は
語源:ラテン語 iustus「正しい・きっちりした」(ius 法・権利)。justice と同根。
すべて、「ぴったり合っている」。寸分たがわず=ちょうど、道理にぴたり合う=公正、それだけぴったり=〜だけ。
Kから始まる多義語
keen
keen は
語源:古英語 cēne「勇敢な・鋭い」。
すべて、「切れ味が鋭い」。刃や感覚が鋭い、意欲が鋭い=熱心、競争が鋭い=激しい。
keep
keep は
語源:古英語 cēpan「捕らえておく・気を配る」。
すべて、「手元に留めておく」。状態を留める=保つ、守る、養い続ける、動作を止めず続ける、店を保つ=経営。
kind
kind は
語源:古英語 cynd「生まれ・生来の性質」(kin 血縁と同根)。
すべて、「生まれ・生来の性質」。同じ生まれのもの=種類、生まれつき善い=親切、性質としてやや=いくぶん。
Lから始まる多義語
last
last は
語源:“最後の”は古英語 latost「最も遅い」(late の最上級)。“続く”は古英語 lǣstan「後を追う」で別系統。
すべて、「いちばん後まで残る」。最後、直前に過ぎたばかり=この前、後まで持続する、可能性が最も後回し=しそうにない。
lay
lay は
語源:動詞は古英語 lecgan「置く」(lie の使役形)。形容詞“素人の”はラテン語 laicus「民衆の」で別語源。
すべて、「(平らに)置く」。物を置く、卵を置く=産む、人員を外に置く=解雇。④の形容詞だけは別語。
lead
lead は
語源:動詞は古英語 lǣdan「導く」。名詞“鉛”は古英語 lēad で別語源・別発音。
すべて、「先に立って導く」。案内する、道が〜へ通じる、先頭。④鉛(/led/)は同綴異音の別語。
leave
leave は
語源:動詞は古英語 lǣfan「残す」。名詞“休暇”は古英語 lēaf「許可」で別語源。
すべて、「その場に残して離れる」。去る、置いて残す、判断を残して任せる。④休暇(=許可)は別語。
letter
letter は
語源:ラテン語 littera「文字」。literature と同根。
すべて、「文字」。文字、文字を連ねたもの=手紙、文字の学問=文学、字義どおり=文字の意味。
life
life は
語源:古英語 līf「生命」。live と同根。
すべて、「生きていること」。命、生きる営み=生活、生き生きした=活気、生きた姿=実物。
light
light は
語源:①②“光”は古英語 lēoht。③“軽い”も古英語 lēoht だが元は別語源で、同綴に収束した。
①②系は「光」=明かり・点火。③系は「軽い」で別語源の同綴語。混同注意。
line
line は
語源:ラテン語 linea「亜麻(linum)の糸」。
すべて、「1本の筋」。線、文字の筋=行、進む筋=方針、つながる筋=回線、並んだ筋=列。
long
long は
語源:古英語 lang「長い」。動詞“切望する”は“(心が)長く伸びる”から。
すべて、「長く伸びる」。距離・時間が長い、心が相手へ長く伸びる=切望する。
lot
lot は
語源:古英語 hlot「くじ・割り当て」。
すべて、「くじで割り当てられたもの」。くじ、くじが決める=運命、割り当てられた土地=区画、割り当ての山=たくさん。
Mから始まる多義語
maintain
maintain は
語源:ラテン語 manu tenere「手(manus)で持つ(tenere)」。
すべて、「手でしっかり持ち続ける」。状態を保つ=維持、生活を支える=養う、意見を持ち続ける=主張。
make
make は
語源:古英語 macian「作る」。
すべて、「作り上げる」。物を作る、状態を作る=〜にする、うまく作り上げる=成功・間に合う。
man
man は
語源:古英語 mann「人」。
すべて、「人」。男、人類、人を配置する=人員を置く。
manner
manner は
語源:ラテン語 manuarius「手(manus)で扱う」→古フランス語 maniere「やり方」。
すべて、「手のつけ方・やり方」。方法、人への振る舞い方=作法・態度、〜のやり口=種類。
mark
mark は
語源:古英語 mearc「境界・しるし」。
すべて、「つけたしるし」。跡=印、評価のしるし=点数、狙うしるし=的、印をつける・採点する。
match
match は
語源:①〜③は古英語 gemæcca「相棒・対等の者」。④“マッチ(火)”はギリシャ語 myxa「灯心」で別語源。
すべて、「対等に釣り合うもの」。互角の相手=試合・好敵手、釣り合う=調和。④火のマッチは別語。
matter
matter は
語源:ラテン語 materia「材料・素材」。
すべて、「実体・中身のあるもの」。中身のある事柄=問題、中身そのもの=物質、中身がある=重要である。
mean
mean は
語源:実は三系統。①“意味する”は古英語 mǣnan、②“卑しい”は古英語 gemǣne「並みの」、③“中間の”はラテン語 medianus。
語源は3つ。①意図して指す=意味する ②並み以下=卑しい ③まん中=平均。多義語混同の代表格。
means
means は
語源:mean(中間・媒介)の複数形。中間に立って目的へ橋渡しするもの。
すべて、「目的への橋渡し」。目的に至る媒介=手段、暮らしを支える媒介=財産。
measure
measure は
語源:ラテン語 mensura「測ること」(metiri 測る)。
すべて、「測る・見積もる」。長さを測る、測った量=寸法、状況を測って打つ手=対策。
meet
meet は
語源:古英語 mētan「出会う」。
すべて、「ぶつかって出会う」。人に会う、要求にぴたり出会う=満たす、線が出会う=接する。
mind
mind は
語源:古英語 gemynd「記憶・思考」。ラテン語 mens と同系。
すべて、「はたらく心」。心・知性、心にかける=気にする、心を配る=世話する・注意する。
minute
minute は
語源:ラテン語 minutus「小さくされた」(minuere 減らす)。議事録は“細かな記録”から。
すべて、「細かく刻んだもの」。時間の細片=分、細かな記録=議事録、きわめて細かい=微小。
miss
miss は
語源:古英語 missan「的を外す」。
すべて、「あるべき所を外す」。的を外す、機会を外す=逃す、相手が居るべき所に居ない=恋しく思う。
move
move は
語源:ラテン語 movere「動かす」。motion・motive と同根。
すべて、「動かす」。位置を動かす、心を動かす=感動、住居を動かす=引っ越し、議事を動かす=動議。
Nから始まる多義語
nature
nature は
語源:ラテン語 natura「生まれつき」(nasci 生まれる)。native・nation と同根。
すべて、「生まれつき備わったもの」。生まれたままの世界=自然、生来の性質=本質・気質。
notice
notice は
語源:ラテン語 notitia「知っていること」(noscere 知る)。note・notion と同根。
すべて、「気づいて知らせる」。目に留めて知る=気づく、知らせる貼り紙=掲示、前もって知らせる=予告。
note
note は
語源:ラテン語 nota「しるし・記号」。
すべて、「書きつけるしるし」。しるし=メモ・注釈、しるしを付けて留意=注目、価値のしるし=紙幣、音のしるし=音符。
novel
novel は
語源:ラテン語 novus「新しい」→伊語 novella「新しい話」。
すべて、「新しい」。目新しい話=小説、新奇な。
Oから始まる多義語
object
object は
語源:ラテン語 obicere「前に(ob-)投げる(jacere)」。
すべて、「目の前に投げ出されたもの」。目の前の物、目指す物=目的、動詞の相手=目的語。反対は“異を投げつける”。
oblige
oblige は
語源:ラテン語 obligare「(ob-)縛りつける(ligare 縛る)」。ligament と同根。
すべて、「縛って結びつける」。義務で縛る=余儀なくさせる、恩で結ぶ=世話になる・感謝する。
observe
observe は
語源:ラテン語 observare「じっと(ob-)見張る・従う(servare)」。
すべて、「注意深く見て、それに従う」。よく見る=観察、見て気づき口にする=述べる、掟に従う=守る、しきたりを守り行う=祝う。
occasion
occasion は
語源:ラテン語 occasio「(好機が)降りかかること」(cadere 落ちる)。
すべて、「たまたま巡り合わせた時」。ちょうどの場面=機会・場合、特別な場面=行事、その場を生む=引き起こす。
occur
occur は
語源:ラテン語 occurrere「(目の前に)走り出てくる(currere 走る)」。current と同根。
すべて、「ふいに目の前に走り出てくる」。出来事が現れる=起こる、考えが現れる=浮かぶ、事例が現れる=見られる。
odd
odd は
語源:古ノルド語 oddi「三角形の突端・端数」。
すべて、「対にならず余った端」。ペアから外れる=奇数・半端、常態から外れる=奇妙、余り=〜あまり。
office
office は
語源:ラテン語 officium「務め・義務」(opus 仕事 + facere する)。
すべて、「果たすべき務め」。務めを行う場=事務所、公の務め=官職、力添えという務め=尽力。
order
order は
語源:ラテン語 ordo「配列・秩序」。
すべて、「きちんと並べる」。並び順=順序、整えよという指示=命令、品を頼む=注文、整った状態=秩序。
overlook
overlook は
語源:over(上から)+ look(見る)。
すべて、「上から見る」。通り越して気づかない=見落とす、目をつぶる=大目に見る、高所から見渡す。
own
own は
語源:古英語 āgen「自分の」(āgan 所有する)。owe と同根。
すべて、「自分のものとして持つ」。自分の、所有する、自分のことと認める=白状する。
Pから始まる多義語
part
part は
語源:ラテン語 pars「部分」。
すべて、「全体から分けた一部」。部分、担う一部=役割、分ける・分かれる、その一帯=地域。
particular
particular は
語源:ラテン語 particula「小部分」(pars 部分)。part と同根。
すべて、「全体から取り出した個々の一点」。特定の一点、際立った一点=格別、一点一点にこだわる=うるさい、細部=詳細。
party
party は
語源:ラテン語 pars「部分」→「分かれた一団」。part と同根。
すべて、「分かれてできた一団」。集まった一団=会・一行、主義で分かれた一団=政党、契約に関わる側=当事者。
pass
pass は
語源:ラテン語 passus「歩み」(pace と同根)。
すべて、「通り抜けて先へ進む/進ませる」。通過、基準を通過=合格、時が過ぎる、次へ通す=手渡す・パス、通る許可=通行証、通り道=峠。
patient
patient は
語源:ラテン語 patiens「耐え忍んでいる」(pati 苦しむ・被る)。passion と同根。
すべて、「じっと苦しみを受け止めている」。耐え忍ぶ=我慢強い、病を受けている人=患者。
pay
pay は
語源:ラテン語 pacare「なだめる・平和(pax)にする」(借金を払って相手を鎮める)。
すべて、「渡して相手を満足させる」。金を払う、労が報われる=割に合う、注意を差し出す=払う。
picture
picture は
語源:ラテン語 pictura「絵」(pingere 描く)。paint と同根。
すべて、「描かれた像」。絵・写真、動く絵=映画、頭に描く像=想像、事の全体像。
place
place は
語源:ラテン語 platea「広い通り」→「広場」。
すべて、「(物を収める)場所」。場所、あるべき所に置く、社会での置き所=地位、順位という置き所=着順。
plain
plain は
語源:ラテン語 planus「平らな」。plane・plan と同根。
すべて、「平ら・飾りがない」。凹凸なく見通せる=明白、飾りがない=簡素・率直・無地、平らな土地=平原。
play
play は
語源:古英語 plegian「動き回る・遊ぶ」。
すべて、「自由に動かす」。遊ぶ、役を動かす=演じる、上演される動き=芝居、部品の動く余地=遊び。
point
point は
語源:ラテン語 punctum「突き刺した点」(pungere 突く)。
すべて、「とがった先が指す一点」。位置の点、話の一点=要点、狙う一点=目的、先で指す=指し示す。
power
power は
語源:ラテン語 posse「〜できる」→古フランス語 poeir「力」。possible と同根。
すべて、「〜できる能力・力」。能力・権力、機械を動かす力=電力、掛け合わせる力=累乗。
practice
practice は
語源:ギリシャ語 praktikos「行動的な」(prassein 行う)。
すべて、「繰り返し行うこと」。腕を上げる反復=練習、理論を行う=実践、行い慣れたこと=習慣、専門を営む=開業。
present
present は
語源:ラテン語 praesent-「前に(prae-)在る(esse)」。
すべて、「目の前にある/差し出す」。今ここに在る=現在・出席、差し出す=提示、差し出すもの=贈り物。
press
press は
語源:ラテン語 pressare「押す」(premere)。express・pressure と同根。
すべて、「ぐいと押す」。押す、時間に押される=切迫、活字を押しつける機械=印刷機、そこから報道機関。
promise
promise は
語源:ラテン語 promittere「前へ(pro-)送り出す(mittere)」。mission と同根。
すべて、「先へ差し出して保証する」。言葉を差し出す=約束、将来を保証する明るさ=有望さ。
property
property は
語源:ラテン語 proprietas「固有のもの・所有」(proprius 自分固有の)。proper と同根。
すべて、「そのものに固有に属するもの」。人に属する=財産、物に属する=特性。
prove
prove は
語源:ラテン語 probare「良いと認める・試す」(probus 良い)。probe・proof と同根。
すべて、「試して真偽を確かめる」。確かめて示す=証明、確かめた結果〜と出る=判明。
put
put は
語源:古英語 putian「押す・置く」。
すべて、「(ある位置・状態に)置く」。物を置く、状態に置く=〜にする、言葉に置く=言い表す。
Qから始まる多義語
quality
quality は
語源:ラテン語 qualitas「どのようであるか」(qualis どんな)。
すべて、「そのものが“どんなであるか”」。中身の良し悪し=品質、備わった性質=特性。
quarter
quarter は
語源:ラテン語 quartus「4番目」(quattuor 4)。
すべて、「4つに割ったひとつ」。1/4、1時間の1/4=15分、1ドルの1/4=25セント、1年の1/4=四半期、街の一区画=地区。
Rから始まる多義語
raise
raise は
語源:古ノルド語 reisa「立ち上がらせる」。rise の使役形。
すべて、「上へ持ち上げる」。物を上げる、子を育て上げる、金を集めて積み上げる、話題を持ち上げる=提起。
rate
rate は
語源:ラテン語 rata「計算されて定まった(分)」(reri 考える)。reason と同根。
すべて、「見積もって定めた割合」。比率、定めた値段=料金、進む割合=速度、値踏みする=評価。
ready
ready は
語源:古英語 rǣde「支度した・乗る用意ができた」。
すべて、「すぐ動ける状態」。準備万端、いつでも応じる=快く〜する、すぐ使える=手元の。
reason
reason は
語源:ラテン語 ratio「計算・道理」(reri 考える)。rate・ratio と同根。
すべて、「筋道立てて考えること」。考えの筋=理由、筋道を立てる力=理性、筋道立てて論じる。
reflect
reflect は
語源:ラテン語 reflectere「後ろへ(re-)曲げる(flectere)」。flexible と同根。
すべて、「跳ね返して向け直す」。光を跳ね返す=反射、実態を映す=反映、考えを自分に向け直す=熟考。
regard
regard は
語源:古フランス語 regarder「じっと(re-)見守る(garder)」。guard と同根。
すべて、「じっと目を向ける」。目を向けて〜とみなす、価値を認めて見る=尊重、心を向ける=あいさつ、向けて見る=注視。
remain
remain は
語源:ラテン語 remanere「後に(re-)とどまる(manere)」。permanent と同根。
すべて、「後にとどまる」。去らずに残る、状態が居座る=〜のまま、残されたもの=残り・遺跡。
respect
respect は
語源:ラテン語 respicere「後ろを(re-)振り返って見る(specere)」。spectacle と同根。
すべて、「振り返ってよく見る」。価値を認めて見る=尊敬・尊重、見る観点=点、〜について見れば=関して。
rest
rest は
語源:①“休息”は古英語 rest。②“残り”はラテン語 restare「後に残る」で別語源。
①系は「休む」。②“残り”は別語源だが“後に残る”で覚えられる。③④は“(重みを)置いてもたせる”。
right
right は
語源:ラテン語 rectus「まっすぐな」(regere 導く)。correct・direct と同根。
すべて、「まっすぐ・正しい」。曲がらない=正しい、正当に持つもの=権利、ぴたり=まさに。“右”も“利き手の正しい側”から。
row
row は
語源:①“列”は古英語 rāw、②“漕ぐ”は古英語 rōwan。③“口論”は語源不詳で別語(発音も /rau/)。
①②は「一直線に並ぶ/進める」。③口論(/rau/)は同綴異音の別語。注意。
rule
rule は
語源:ラテン語 regula「まっすぐな棒・ものさし」(regere 導く)。right と同根。
すべて、「基準となるまっすぐな物差し」。従うべき基準=規則、基準で治める=支配、線を引く定規、基準に照らす=判決。
run
run は
語源:古英語 rinnan「走る・流れる」。
すべて、「勢いよく動き続ける」。走る、組織を動かす=経営、機械が動く、水が流れる、選挙戦を走る=立候補、続いて動く=連続。
Sから始まる多義語
save
save は
語源:ラテン語 salvare「安全(salvus)にする」。safe と同根。④は同語源の別用法。
すべて、「安全に取っておく」。危険から救う、失わず取っておく=蓄える・保存。前置詞 save は“別に取り置いて=除いて”。
say
say は
語源:古英語 secgan「言う」。
すべて、「言葉に出す」。言う、仮に言えば=たとえば、言う権利=発言権、そこに言ってある=書いてある。
scale
scale は
語源:①②⑤⑥はラテン語 scala「はしご・段階」。③“はかり”は古ノルド語 skál「椀」、④“うろこ”は古フランス語 escale「殻」で別語源。
中心は「段階・はしご」=規模・目盛り・よじ登る・音階。③はかり・④うろこは別語源の同綴。混同注意。
school
school は
語源:①②はギリシャ語 scholē「余暇(→学問)」。③“群れ”はオランダ語 school で別語源。
①②は「学びの場・同じ学びの一派」。③魚の群れは別語源の同綴。
score
score は
語源:古ノルド語 skor「刻み目」。数を刻んで数えたことから“20”。
すべて、「刻んだしるし」。点を刻む=得点、刻んで数えた一束=20・多数、刻み目、五線に刻んだ音=楽譜。
sense
sense は
語源:ラテン語 sensus「感じること」(sentire 感じる)。sentiment と同根。
すべて、「感じ取ること」。五感、感じ取れる中身=意味、物事を感じ分ける力=分別。
serve
serve は
語源:ラテン語 servire「仕える」(servus 奴隷)。service・servant と同根。
すべて、「仕えて役に立つ」。人に仕える・勤める、食事を出して仕える=給仕、用に足りる=役立つ。
service
service は
語源:ラテン語 servitium「奉仕」。serve と同根。
すべて、「仕えて役立つこと」。奉仕、勤め=勤務・兵役、便を提供=公共事業、整えて仕える=整備、神への奉仕=礼拝。
set
set は
語源:古英語 settan「据える」(sit の使役形)。
すべて、「所定の位置に据える・定まる」。置く、日が定位置へ=沈む、形が定まる=固まる、そろえた一組、決めておく=定まった。
shade
shade は
語源:古英語 sceadu「陰」。shadow と同根。
すべて、「光をさえぎってできる陰」。日陰、光の量の差=色合い、光をさえぎる覆い=日よけ、ほんの少しの差=わずか。
share
share は
語源:古英語 scearu「切り分けたもの」。shear(切る)と同根。
すべて、「切り分けた一部」。分け合う、分けられた取り分、会社を分けた一片=株。
sharp
sharp は
語源:古英語 scearp「鋭い」。
すべて、「切れ味が鋭い」。刃が鋭い、頭が鋭い=切れる、きっちり=ちょうど、角が鋭い=急な、半音上=シャープ。
short
short は
語源:古英語 sceort「短い」。
すべて、「(足りずに)短い」。長さが短い、背が短い=低い、量が短い=不足、言葉が短い=ぶっきらぼう。
sign
sign は
語源:ラテン語 signum「しるし」。signal・signature と同根。
すべて、「意味を示すしるし」。兆候、掲げるしるし=標識、示す動作=合図、名のしるし=署名。
significant
significant は
語源:ラテン語 significare「しるし(signum)を作る=意味する」。sign と同根。
すべて、「意味を担っている」。意味を持つほど重い=重要、意味のある差=有意、意味ありげな。
sound
sound は
語源:①“音”はラテン語 sonus、②“健全な”は古英語 gesund、③“瀬戸”は古英語 sund、④“測る”は古フランス語 sonder。すべて別語源の同綴。
共通の芯は無く、別語源が同綴に集まった典型例。「音/健全/瀬戸/測る」を別々に押さえるのが正解。
spare
spare は
語源:古英語 sparian「惜しむ・取っておく」。
すべて、「取っておいて出し惜しむ/余分に取っておく」。余分を割いて与える、使わず惜しむ、余りの=予備、切り詰めた=質素。
spell
spell は
語源:①②は古フランス語 espeller「読み解く」。③“呪文”は古英語 spell「話」、④“期間”は古英語 spelian「代わる」で別系統。
①②は「一字ずつ読み解く→意味を導く」。③呪文・④期間は別語源の同綴。注意。
spirit
spirit は
語源:ラテン語 spiritus「息・生命」(spirare 呼吸する)。respire と同根。
すべて、「体に吹き込む息=生命の力」。魂・精神、湧く生気=元気、蒸留して抽出した“精”=蒸留酒。
sport
sport は
語源:disport「気晴らしする」の短縮。ラテン語 disportare「(気を)運び去る」。
すべて、「憂さを運び去る気晴らし」。遊び=スポーツ、楽しめる人=物わかりのよい人、楽しげに誇示=見せびらかす。
spring
spring は
語源:古英語 spring「湧き出る所」(springan 跳ねる)。
すべて、「勢いよく湧き出る・跳ねる」。芽吹く季節=春、湧く水=泉、跳ね返る仕掛け=ばね、跳ぶ、湧いて生じる。
stand
stand は
語源:古英語 standan「立つ」。
すべて、「立つ」。立つ、持ちこたえて立つ=我慢する、立ち位置=立場、立てた台=売店・スタンド。
stand for
stand for は
語源:stand(立つ)+ for(〜の代わりに)=「〜の代わりに立つ」。
すべて、「〜の代わりに立つ」。代理して表す=象徴・略、味方して立つ=支持、じっと立って耐える=我慢。
state
state は
語源:ラテン語 status「立っている状態」(stare 立つ)。stand・statue と同根。
すべて、「立っているあり方」。物事の立ちよう=状態、しっかり立つ共同体=国家・州、はっきり立てて言う=述べる。
stay
stay は
語源:ラテン語 stare「立つ」→古フランス語 estai。
すべて、「その場に立ち止まる/支える」。とどまる、状態のまま留まる、動きを留める=抑える、留めておく支え=支柱。
still
still は
語源:古英語 stille「動かない」。⑤“蒸留器”は distill の短縮で別語源。
すべて、「動かず静かなまま」。止まったまま続く=まだ、静止・静か、それでもなお。⑤蒸留器は別語。
stock
stock は
語源:古英語 stocc「幹・切り株」。
すべて、「幹=蓄えの元」。蓄えた品=在庫、元手を分けた=株、財産としての家畜、煮出した元=だし、家系の幹=血統。
strike
strike は
語源:古英語 strīcan「なでる・打つ」。
すべて、「ぴしゃりと打つ・当たる」。打つ、心にぶつかる=思い浮かぶ・印象、仕事を打ち切る=スト、擦って火を打つ、掘り当てる。
subject
subject は
語源:ラテン語 subicere「下に(sub-)投げる・置く(jacere)」。
すべて、「下に置かれたもの」。論の下に据える題=主題・科目、動作の下に立つ=主語、支配の下=臣民、影響の下=受けやすい。
succeed
succeed は
語源:ラテン語 succedere「下から(sub-)続いて行く(cedere 行く)」。success・successor と同根。
すべて、「後に続いて上がっていく」。うまく運んで上がる=成功、前任の後に続く=継承。
suit
suit は
語源:ラテン語 sequi「後に従う」→古フランス語 suite「一続き・随行」。
すべて、「そろって続くもの・付き従う」。ひとそろいの服、一連の手続き=訴訟、同種の一組=組札、相手に付き従う=似合う・合う。
suppose
suppose は
語源:ラテン語 supponere「下に(sub-)置く(ponere)」。前提として下に置く。
すべて、「前提として下に置く」。前提として思う=推測、仮に置く=仮定、前提として課される=することになっている。
Tから始まる多義語
take
take は
語源:古ノルド語 taka「つかむ」。
すべて、「手に取って自分の方へ引き入れる」。取る、連れて行く、時間を要する(消費して取る)、受け止める=解する。
talk
talk は
語源:中英語 talken(tale と同系)。
すべて、「言葉を交わす」。話す、まとまった話=講演、話題=うわさ、話して動かす=説得。
tear
tear は
語源:①“裂く”は古英語 teran。④“涙”は古英語 tēar で別語源・別発音。
①系は「引き裂く」=破る・勢いよく突き破る=突進・裂け目。④涙(/tɪər/)は同綴異音の別語。
tell
tell は
語源:古英語 tellan「数える・述べる」。tale・talk と同根。
すべて、「1つずつ数え上げて言う」。告げる、見分けて数える=識別、効き目が積もる=こたえる、数えた合計=全部で。
term
term は
語源:ラテン語 terminus「境界・終点」。terminal と同根。
すべて、「区切り・境界」。区切られた期間=学期、意味を区切る言葉=用語、取り決めの範囲=条件、間柄。
time
time は
語源:古英語 tīma「時・機会」。tide と同根。
すべて、「区切られた時の流れ」。時間、繰り返しの1区切り=回、掛け合わせ=倍、ひと区切りの世=時代。
tip
tip は
語源:①“先端”は中英語 tip。②③④は「軽く触れる・傾ける」の系統。
すべて、「先っぽ/ちょいと傾ける・触れる」。先端、そっと差し出す小銭=チップ、そっと教える=助言、傾ける。
touch
touch は
語源:古フランス語 tochier「触れる」。
すべて、「そっと触れる」。触れる、心に触れる=感動、ちょっと触れる程度=少し・言及、触れ合い=連絡。
train
train は
語源:ラテン語 trahere「引く」→古フランス語 trahiner「引きずる」。
すべて、「引いて連なるもの/引っぱって導く」。引き連なる車両=列車、望む方向へ引き導く=訓練、引きずる裾、連なり=一連。
treat
treat は
語源:ラテン語 tractare「扱う・引き回す」(trahere 引く)。
すべて、「(手をかけて)扱う」。人・物を扱う、手厚く扱う=もてなす・おごる、患部を扱う=治療、扱う対象=論じる。
turn
turn は
語源:ラテン語 tornare「ろくろで回す」。
すべて、「くるりと回る・向きを変える」。回す・曲がる、状態が変わる、めぐってくる=順番、向きが定まる=結局〜となる。
Uから始まる多義語
upset
upset は
語源:up(上に)+ set(置く)=「ひっくり返す」。
すべて、「ひっくり返す」。心をかき乱す=動揺、物を転倒、調子を乱す=胃を壊す、順当を覆す=番狂わせ。
utter
utter は
語源:①“発する”は中低地ドイツ語 ūteren「外に出す(out)」。②“全くの”も out(徹底して外側=極端)から。
すべて、「外へ出し切る」。言葉を外へ出す=発する、外側まで徹底した=全くの。
Vから始まる多義語
volume
volume は
語源:ラテン語 volumen「巻いたもの(巻物)」(volvere 巻く)。involve・revolve と同根。
すべて、「巻いてかさばったもの」。巻物一巻=巻・冊、かさ=量・体積、ふくらみ=音量。
Wから始まる多義語
want
want は
語源:古ノルド語 vanta「欠けている」。
すべて、「満たされず欠けている→求める」。欠乏、欠けを埋めたい=欲しい・必要、欠けている=不足。
waste
waste は
語源:ラテン語 vastus「がらんとした・荒れた」。vast と同根。
すべて、「むなしく空にする・荒れさせる」。使い果たす=浪費、出た残りかす=廃棄物、何もない土地=荒れ地、衰えて空に=やせ衰える。
watch
watch は
語源:古英語 wæccan「目を覚ましている」。wake と同根。
すべて、「目を覚まして見張る」。じっと見る、寝ずの番=見張り・当直、時を見張る道具=腕時計。
way
way は
語源:古英語 weg「道」。
すべて、「進んでいく道すじ」。道、目的への道すじ=方法、見る道すじ=点・面、道のり=距離、いつもの道=流儀。
wear
wear は
語源:古英語 werian「身につける」。
すべて、「身にまとい続ける」。着ている、こすれ続けて減る=摩耗、消耗させる=疲れさせる、使用に耐える=持ちこたえる。
well
well は
語源:①〜③“よく”は古英語 wel。④⑤“井戸・湧く”は古英語 wella で別語源。
①〜③は「申し分なく・望ましく」。④⑤井戸・湧くは別語源の同綴。注意。
will
will は
語源:古英語 willan「望む」。
すべて、「心に決めて望む」。〜しようと決める=意志・つもり、未来の決意=〜だろう、死後の意志=遺言。
work
work は
語源:古英語 weorc「仕事」。
すべて、「力を出してはたらく」。働く・仕事、生み出したもの=作品、効き目を出す=効く、機械がはたらく=動く。
Yから始まる多義語
yield
yield は
語源:古英語 gieldan「支払う・報いる」。
すべて、「(求めに応じて)差し出す」。実りを差し出す=産出・収穫、相手に差し出す=屈する・譲る、資金が生む=利回り。
まとめ
A-D から始めた多義語シリーズも、これで Z まで走り切りました。give は“差し出す・手放す”、keep は“手元に留める”、run は“勢いよく動き続ける”、take は“手に取って引き入れる”、turn は“くるりと向きを変える”。基本語ほど芯は素朴で、そこから全部の意味が伸びています。訳を1つずつ足し算するのではなく、芯を1つ握って派生をたどる——これが多義語攻略の最短ルートです。
いっぽう sound・mean・light・tear のように、複数の別語源がたまたま同じ綴りに集まっただけの語もあります。こういう単語は無理に1つの芯でつなげず、“別語源の同綴”と割り切って個別に覚えるのが正解。「つながる語は芯で、つながらない語は割り切って」——この見極めができれば、多義語はもう怖くありません。