Tom or I ( ) wrong. カッコの中はam? are?is? 意外にアレ?と思うBe動詞の選び方

TOEICや英検でたまに見る問題が、be動詞を選べ、という問題。結構定番ですよね。素直な問題だったらいいんですが、中にはアレ??どっちだっけ??と思うときもあります。

今回は、一瞬、は??ってなりそうなBe動詞の選び方をご紹介します。

Mike and I (     ) good friends. (   )の中は is am are どれですか?という問題です。カッコの前が I だから、am!ってやっちゃうのはよくある間違いですよね。主語が複数(Mike と I で二人いる)ので、答えはare になります。

けど… This bread and butter (   ) very good. このバターつきパンは美味しい。という場合は?? バターとパンで複数でしょ~are!…と思わせて、実は is です。「バターつきのパン」って、一つのまとまったものですよね。こういう場合は単数で受けます。

言われてみれば‥という感じです。主語の形をイメージするのも大切ですね。

A or B :A または B 

次はA or B パターンです。結論から言うと、B の方に合わせます。A and B とは違い、「A または B」ですので、複数で考えるのは自然ではないですね。A と B の人称が違う場合、口にした時の抵抗感がない方を選ぶ、というのが基本です。ですので、後ろに合わせた方が口に出して、変な感じがしません。

例えば‥Mike or I am going to attend the meeting. マイクか私が会議に出席します。 このように、後ろの I に合わせていますね。

Neither A nor B :AでもBでもない,  Either A or B :AかBどちらか

neither A nor B は、「AでもBでもない」という意味です。either A or B 「AかBどちらか」とセットで覚えると良いと思います。

こちらも、述語動詞の形は、近いほう(B)に合わせます。orと同じです。

Neither you nor I am happy. 私もあなたもハッピーではない。

Either you or he is wrong. あなたか彼のどちらかが間違っている。

A but B :B でなく、A

Everyone but you (    ) tired. の場合はどうでしょう??( )の中はis? are? 

答えは is です。このbut は前置詞ですので、but you で(あなた以外)という形容詞を作っています。前置詞+名詞は形容詞副詞になります。

Everyone (but you) is tired. あなた以外みんな疲れています。

よって、Aに合わせます。

相関語句

not only A but also B :Aだけでなく、Bも

受験でよく見るnot only A but also Bですね。これもbutがついているので、Aに一致かな?と思うのですが‥Bに一致させます

Not only you but also she is wrong. あなただけでなく、彼も間違っている。

AとB、どちらに力点が置かれているか?を考えると少し納得ですね。Aだけでなく、Bも‥なので、Bの方に力点が置かれています。よって、Bに合わせるのが自然ですね。

A together with B :BとともにA

次にtogether with です。これはAに合わせます。withは前置詞なので、さきほどのbutと同じように、名詞について形容詞になっていると考えてください。

The bat (together with the balls) was stolen.  ボールとともに、バットも盗まれた。

together with the balls が形容詞になってthe batを修飾すている、と考えればAに一致するのも納得ですね。そんなことを考えずとも、「Bとともに、Aも。」という意味を考えたら、Aに力点が置かれているのがわかると思います。not only A but also Bと逆ですね。

A as well as B :Bばかりでなく、Aも

A as well as B は「Bばかりでなく、Aも」と訳しますが、こちらもAに一致します。TOEICなどで頻出ですね!

Bばかりでなく、Aも‥なので、力点はAに置かれていますね。よって、Aに一致させます。情報の優位性を考えると、Bの情報の方が大事ですよね。

I (as well as you) was wrong. あなただけでなく、私も間違っていた。

このように(  )でくくるとわかりやすいですね。実際コンマで区切ることも多いです。

A rather than B :BよりむしろA

こちらも理屈は同じです。A rather than B 「BよりむしろA」なので、情報の優位性と考えるとAに力点が置かれますね。よって、Aに一致させます。

Friends,(rather than money), are what he needs. 彼が必要としているのは、お金よりむしろ友人だ。(実践ロイヤル英文法より)

まとめ

いかがでしょうか。結構ややこしいですよね。

and は基本的に複数、orと norは動詞に近い方に合わせる。これは覚えれば大丈夫です。

相関語句は、not only A but also B以外はAに合わせていますね。なぜなら、これ以外の相関語句は全てコンマでくくれます。→Friends,rather than money, are what he needs. のような感じです。

さらに、Together with the balls, the bat was stolen.のように、Bを文頭に持ってくることもできます。ですので、Aが直接動詞に作用している感じがするわけです

しかし、not only A but also Bは、×But also B, not only A…のような使い方はできません。×not only A, but also B,‥ともしませんよね。ですので、Bの方が動詞に近いので、Bに一致する、とも考えることができます。

このように、ある程度「意味」と「理屈」で覚えているとTOEICなどの文法問題で急に出てきても冷静に対処できると思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。




  • この記事を書いた人

ほんだくん

保有資格: TOEIC920点、英検1級 暗記に頼る文法ではなく、論理的に理解できる英文法を書いています。 長文読解が楽になるための文法、たんなるテクニックではなく、自信を持ってTOEICの文法セクションが解けるための文法知識を提供できれば幸いです。 その他、TOEIC900点越え、英検1級まで取得したノウハウを書いていきます。

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