ユーチューブで英語関連の動画をよく見ていますが、興味深い動画がたくさんありますね。

思い起こせば私が受験生だった20年以上前。
某予備校の動画講義を見るために、はるばる仙台まで行っていたものです。「動画」ですよ・・

その予備校の講義が、、、今やユーチューブで無料で聞けるなんて

もはや、知識だけなら無料で手に入る時代ですね。

英文法もユーチューブやブログを見ていれば、ある程度の知識は身につけることができるでしょう。

もはや、「知識」としての英語を手にするためには、インターネットがあれば十分かもしれません。

知識だけでは話せないのが英語

しかし、知識があれば英語が話せるのか?と言えば、そう簡単にもいかないのが英語学習。

英語を話したり聞いたりするときに直面する悩みは、「英語を脳内で日本語に変換」しなければ聞いたり話したりできないという点ですよね。

英語が話せる、という人は、当たり前のように英語を英語のまま理解して、英語のまま話しています。

英語を使うときは、日本語は出てきません。

その理由はにあります。

発音と脳

発音と脳の仕組みには密接な関係があります。

ネイティブの発音の英語を聞いたとき、耳から入った英語は「左脳の言語野」をスル―して、まず「運動野(運動性言語野)」というとこに送られるそうです。

運動野に送られる理由は、「自分が言語として使用している音なのか」「自分が発音できる音なのか」を調べるためです。

その結果、★発音できる音→「言語」として左脳の言語野へ★発音できない音→「雑音」として処理され右脳の言語野へ それぞれ送られます。

 

雑音として処理されれば言語ではありません

よって、理解や聞き取ることはできないのです。しかし脳は「聞き取れないけど、目の前の状況から察して、英語である事は間違いない」と判断します。

そのため本人は必死に理解しようとし、脳内では左脳の言語野にある「日本語の領域内のカタカナ英語」と、この「雑音」を比較します。

そして、「自分が発音できる音で、今聞いた音と似ている音はないか」「自分が知っているカタカナ英語の中に近い音がないか」を検索しはじめます。これはすごくストレスと時間がかかります。

日本人が英語を話すときに外国人の会話についていけないのは、この「脳内の音の処理」にあります。

 

日本語を聞いたときに、すぐ「言葉」として理解できるのは、脳内に「日本語領域」があるからです。知らない単語や流行語を初めて聞いた時も「言葉」として認識するためにすぐおぼえることができるのです。

自分の脳に「英語領域」を構築できれば、これが「英語」でも起こせるということです。

 

日頃のCDの聞き流しで脳に「英語の領域」をつくり、通じる発音を身につけることで、聞いた英語をその英語の領域に「言葉」として送れるようにする。それが英語学習の目的といってもいいのではないかと思います。

実際、英語脳が育ってきた生徒たちは、英語を英語のままとって英検の読解の長文をスラスラと読んで理解しています。

英語脳の構築こそ、ウザワシステムの目的といえます。