ほんだブログ 本田塾の考え方

「自分なんて・・・」と思っていた高校生が、自分に自信が持てた魔法のお話

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こんにちは。福島市の学習塾、ウザワシステム本田塾です。

今年で30代も後半に突入した塾長ですが、この年になっても、中学・高校時代に出会った「言葉」というのは、忘れないものです。

たま~に、ふっと思い出すお話があるので、シェアさせていただきます。確か、高校の時に東京まで行って受けた講習で、予備校の先生が言っていた話です。うろ覚えなので、細部は間違っているかもしれません…

「南米の方で伝わる話…だったと思うのですが、空高く飛べる鳥がいたそうです。ある時、その鳥の卵が、アヒルの卵の中に紛れてしまいます。やがて卵からヒナたちが生まれます。その中には、紛れて入った卵のヒナも混ざっていました。

やがて、成長し、その鳥はアヒルの子たちと一緒に成長します。その鳥の見かけは、アヒルにとても似ているので、自分はアヒルだと思って生活していたそうです。ある日、アヒルと一緒に歩いていると、自分の頭の上の空高く、翼を広げて悠々と飛んでいる鳥が見えました。実はその鳥は、自分と同じ種類の鳥だったのですが、そのことには気づきませんでした。

上空高く飛んでいる鳥を見つめながら、アヒルと育った鳥は『僕もあんな風に空を飛べたらいいな~』と思い続けて、一生アヒルと地面の上を歩いて生活した」という話です。

この話をしながら、「みんな、この鳥のように、もともと能力があるのに、勝手にできないと思い込んでいませんか?」という予備校講師の言葉に、単純な高校生だった私は、やたら感化されたのを覚えています。この単純さが自分の長所だと思っています(笑)

それまでは、志望校に行く!とは思っていても、「やっぱり自分には無理かも」「どうせ、自分の高校はそこまで進学校でもないし」と思っていました。けれど、その先生の熱のこもった「君たちならできる!」という言葉に洗脳??されて、根拠のない自信を持ったのを覚えています。

自己成就予言

さて、この「君にはできる!」という言葉は、成績に関係があるのでしょうか???

私は「ある」と思います。

このことは、心理学でも証明されていて、社会学者のマートンによって「自己成就予言」と名づけられました。それは何ですか?というと、「こうなるかも」という根拠のない思い込みを持つと、人は無意識にその予言に沿った行動をするため、実際に予言がその通りになってしまうという現象の事を言います。わかりやすい例が「オイルショック」の時のパニックです。紙不足になる(こうなるかも)、という予言から、みんながスーパーで買いあさり、実際は存在しなかった「品不足」という現象を実現させた、というものです。結婚式で「別れる」などという言葉を言っていけないのも、この「自己成就予言」のためと言われます。

これは、勉強でも同じで、「君はできるよ」「○○高校に合格するよ」という予言を言われ続ければ、その人はその予言を現実化させるような行動をとる、というのは心理学で説明がつきます。逆に、「この成績じゃ、福島高校なんて、ムリだね」と言われれば、ムリだという現実化に向かって走り出すのは想像に難くありません。

ピグマリオン効果

同じような心理学用語に「ピグマリオン効果」というものもあります。

アメリカの教育心理学者ローゼンタールさんが発表しました。無作為に選んだ生徒を2つのグループに分け、片方のグループには「この子たちは成績が伸びる」、もう一方のグループでは「学業上望みがない」とだけ教師に伝えられました。結果は、「期待をかけられたグループ」は成績が大きく伸びたという有名な実験です。

逆に、けなされたり、バカにされたりすると、勉強でいえば成績がさがると言われています。これはピグマリオン効果とは逆です。心理学用語では「ゴーレム効果」と言われています。

人は人から期待された通りの人間になるようです。

受験生には、周りに勇気づける人が不可欠

このことからもわかりますが、受験生には、自分を励まして、自信をつけてくれる、褒めてくれる、能力を引き出してくれる存在がいなければなりません。

私にとっても、先ほどの予備校の先生のような存在はとても大きかったのだと思います。「みんな、この鳥のように、もともと能力があるのに、勝手にできないと思い込んでいませんか?」「受験で不可能なことはありません!」という言葉は、当時の私にとっては強烈な自己成就予言でした。今になっても思い出して、自分の自信を取り戻しています。

模擬テストや学校のテストや、親の一言や塾や学校の先生の一言で、人って案外簡単に自信を無くしてしまうものです。塾の生徒でも、「私はバカなんです…」「自分には無理ですよ」という子供は少なくありません。小学生でも多いです。「なんで?」と聞くと、「勉強ができないから」「単語が覚えられないから」「成績が○○番だから」…

このような間違った洗脳を解くのは、受験を乗り切るうえでとても大事なことです。「ことば」には凄い力がある思います。

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