オーストラリアでは、「シェアハウス」が普通です。何人か知らない人と暮らす、というスタイルです。

家を探すときも、基本はシェアハウス。家のオーナーに連絡を取って、空いているか確認する、という感じでした。

もちろん、当たり外れは多く、部屋から謎の呪文が聞こえてくるネガティブインド人、誕生日で大騒ぎ、ドラックキング南アフリカ人など、ちょっと塾ブログでは書けないな・・という個性豊かな同居人と生活した思い出は、忘れられません。

今回はいい感じのシェアメイトだな、と思ったら、オーナーの都合でテスト一週間前に退去を求めたれたり、日本ではありえないアンビリーバボーな出来事満載なのが、海外でのシェアハウスの醍醐味です。

さて、シェアハウスにいると、たまに国勢調査の人がやってきます。

名前を聞かれたので、「アイム Honda」と答えたら、「Ohhhhh! President of HONDA?? hahaha!(ホンダの社長?)」とフレンドリー感満載の調査員。

「いえ、トヨタの社長です」くらいのジョークを見せる余裕があれば良いものを、人見知りな私は「No」と一言。

調査員のオーストラリア人は、「Ohhhh Bad lack!!(えー運悪〜〜〜〜!)」日本人特有の苦笑いを浮かべる私。

このように、海外にいると、ホンダ、という姓は車のHONDAのネタにされるので、良いことも多いです。

オーストラリアで銀行開設に行った時、その時の受付の人も、「ohhhh president of HONDA?」と言ってきました。そのころは「トヨタです」という余裕もあったのですが、普通に「NO」とだけ言いました。

彼女の目が、$マークになっていたからです

「No」と答えたとき、一瞬落胆した目を、見逃しませんでした。

60ドルだけデポジットした私を見て、「いろんなHONDAがいるんだな」「思ってたんと違うわ」と思ったことでしょう。

このように、私達のまわりには、思い込んでいたことと違う。思ってたんと違う!ということの目白押しです。

そう、2021年度の共通テスト英語も、受験生のほとんどが、「思ってたんと違う!」と心の中で叫んだでしょう。

試行テストとはちょっと違うテイストの試験でした。

共通テストの英語が、思ったより難しい・・?

「思ってたんと違う!」という生徒でも、日頃からしっかりと多読多聴の王道の英語学習をしていた人は、むしろ楽な試験だったハズです。

今回の共通テストを見て、がっかりする人も多いでしょうが、私は、いい時代になってきたと思いました。

一生使わないであろう難解な文章の並び替えや、細かい文法、発音がなくなり、読解とリスニングがメイン。

読解が増えましたが、語彙や内容は簡単になりました。

テクニックでなんとかなる時代は終わりました。

「受験英語」という言葉も、死語になっていくでしょう。

SVO・・なんてやらずに、英語を日本語で読むように、スラスラ〜と読める力が大事になってきます。

小学生から長い英語をガンガン読んで慣れていて、訳より「意味を取る」訓練をしているウザワの生徒たちには、かなり追い風です。

単語集を覚えたり、文法メインに学習しているタイプは、置いていかれる可能性があります。

まだ単語暗記、文法中心の英語学習、ワークを解いてばかりの英語学習をつづけますか?

英語学習時代にあった英語学習にシフトしましょう。