こんにちは。福島市の学習塾、ウザワシステム本田塾です。

福島高校を目指すな・・というのは誤解を生じそうですが、もし福島高校を志望している方がいたら、「ほかの高校を目指しなさい」というわけではないです。くれぐれも・・要は、福島高校合格を目的にするのではなく、県立入試のレベルを超えて、その先を見て英語学習をしよう、という意味です。

県立入試はどの高校を受けようとも、同じ試験ですよね。教科書からしか基本的にでませんので、教科書中心の学習になると思います。

英語学習は高校入学後も続きます。問題は、中学教科書だけの内容を学習する英語力は、高校以降、大学入試、ビジネスシーンで十分なのか?という点ですよね。

福島の中学生が中学校で習う英語は十分か

中学校の教科書で学ぶ英語量がどのくらいか、具体的にはあまり知られていません。

2000年時点のデータですが、日本人が中学時代に触れる単語数を調べたデータがあります。出典:水野邦太郎 監修「大学生になったら洋書を読もう」(アルク、2010年)

New Horizon 1 1586語
New horizon 2 2806語
New horizon 3 2736語
合計 7128語

上のデータが一般の福島の中学生が中学校で触れる単語数です。7128語、というのは、覚える「単語の数」ではありません。教科書に載っている文章量が7128語、という意味です。

この7128語という量は、ペーパーバック(英語のソフトカバー本)のたった24ページ分です。3年間英語を学んで、英語に触れる量は本の24ページ分・・どう考えても少ない量です。

↑ちなみに、英語版「ノルウェーの森」の24ページ分はたったこれだけです。

県立入試に必要な英語は、小説24ページ分です。中学3年間で、24ページ分の英語しか触れないのは、あまりにもったいないと私は思います。

24ページ分の英語の細かい知識、スペルが間違えた、大文字、小文字を間違えて定期テストで○点落としてしまった・・という次元からは脱出すべきでしょう。これからの実用英語を求められる時代に、穴埋め問題は全く役に立ちません。

首都圏では中学受験で英語が急増している

福島ではみんな県立入試向けの英語学習をしていますが、首都圏の英語事情はまるで違います。朝日新聞デジタルによると、

英語の入試を導入する私立中学校が急増し、今年は首都圏と近畿圏の約3割に当たる137校で行われる(実施済み含む)ことが分かった。4年前と比べると、約7倍の増加

中学受験が過熱している首都圏では、ついに英語入試も実施する流れになっています。地方との差が広がる一方のような気がしてしまいます。小学生から英語を学ぶのは普通になっています。

中学受験の英語なんて、簡単でしょ~って思いますが、上位高はまさかの準1級レベル・・多くの中学入試は英検3級レベルと予想されるそうです。英検3級は中学卒業レベルと言われていましたが、今は小学生6年生までに目指すレベルのようです。

県立入試の英語は、首都圏では普通の小学生が卒業までに習得するレベルであると言っても過言ではないといえます。

勝手に難しいと決めつけてはいけない

福島の中学生も認識を変えなければならない、と何となくわかると思いますが、「そんなの、首都圏の一部のエリートですよ。英語が初めての中学生にとって、ペーパーバック24ページ読むのは大変ですよ。」と言われるかもしれません。

そのように、なぜか、大人は「英語=難しい」というマインドブロックが強烈です。おそらく長い義務教育で受けた洗脳とも言えます。

小学生は難しい英語も当たり前のように触れているのですが、中学生くらいになると「難しく」なるようです。

英語はお勉強ではなく、「言葉」です。ウザワ先生は「英語も日本語も、言語の元は1つ」と仰っていましたが、まさにそうだと思います。母国語のように学べば、英語も楽に習得できます。

「英語が難しかったら、先生は教えられないよ~」というと、純粋な小学生は「ホントそうですね~」と納得して、私は静かに傷ついていますが(笑)まさにそうだと思います。

中学生が日本語の本を3年間で24ページしか読めなかったら、おかしいですよね。ウザワシステムでは、「同年代のネイティブが読む英語」をドンドン与えていきます。