先日、12月8日はジョン・レノンの命日でしたね。

私はずっとビートルズのファンで、彼らの音楽に何度も救われた気がします。ジョンはビートルズのメンバーで、1980年の12月8日に狂信的なファンに撃たれ、亡くなりました。

ジョンレノンの「イマジン」

ジョンレノンはソロでも活躍していて、「イマジン」が最も有名な曲かと思います。「愛と平和」の代名詞的に、世界中で愛されています。私は個人的に「Grow old with me」という曲が好きです。「一緒に年をとろう・・」と妻のオノヨーコに送った曲ですが、凶弾に倒れる一か月前に作った曲だそうです‥

話を「イマジン」に戻すと、今聴くと新しい新しい感動があります。反戦歌、という認識でいましたが、今は「競争や争い、奪い合いをやめて、分け合いながら今を生きようよ」というメッセージに聞こえます。

「イマジン」と教育

今の日本の教育は「競い合い・比べ合い」ですよね。

小2の息子が「体力測定」というものを持ってきて、目を疑いました。足の速さ、腕力、ボール投げ、飛ぶ力・・などが、全国偏差値として数値化されていました。中学ではこの数値が体育の評価になる?なんて聞きましたが、生まれながら足に障害があったらどうするんだろう?と思いました。

さて、その体力測定のコメントで、「○○君は力はありますが、すばやさが足りません・・」と書かれていました。「すばやさ」がアップして喜ぶのは「ドラクエ」のレベルが上がった時くらいかと思っていました。

偏差値なんていう比べあいをなくして、勉強が好だから、もっと勉強がしたい、という人はみんな高校に行かせればいいと思います。

英語学習も、小学校の時に初めてアルファベットを見てワクワクした感覚を高校生になっても失ってほしくない、と思います。英語って、言葉ですし、人と比べるものではないと思います。昨日の自分と比べるくらいがいいですよね。

こんな事を書くと、「ここの塾は脳みそお花畑ですね~現実を見てください」って言われそうですが、ジョンレノンも「イマジン」の歌詞を↓のように締めくくっています。

You may say I’m dreamer(あなたはドリーマーというかもしれない)But I’m not only one (けど、私だけではない)I hope someday you’ll join us(ある日、あなたが加わってくれるといいな)And the word will live as one(そして世界は1つになる)

tooは否定文でも使える??

一応英語塾のブログなので、英語塾っぽいことも書くと、イマジンの歌詞で「And no religion too (そして、宗教もない)」というフレーズが出てきます。

英文法が大好きな人は、「あれ?否定語(no)だから、「~も」のtooは、 eitherですよね?」と思うかもしれません。たしかに、文法的には「either」が正解です。中学の定期テストで書いたら×です。

けど、歌詞は韻を踏むので、tooのほうがいいし、これがeitherだったら、なんか変な感じです。これはeitherだ!っていうネイティブもいないと思います。

はっきりいって、会話でeitherをtooと言っても100パーセント通じます。aを抜かして減点、スペルが間違えて減点、なんていう定期テスト的思考だと、チャレンジ精神を失います。私も、英語を書くときにもっとチャレンジしたほうがいい、とネイティブの先生に言われたことがあります。英語を間違えてはいけない、というマインドセットは捨てたほうがいいと思います。

一昔前、マクドナルドのCMで、「I’m loving it!」というセリフがありました。学校ではloveのような状態動詞は進行形にできない、と習います。

やっぱり言葉は生き物ですね~