福島市も、受験の季節になりました。私立高校の入試が始まり、県立入試も見えてきました。高校生はセンター試験が終わったところです。

受験が怖くてしょうがない方

当たり前ですが、この時期になると受験が怖くて怖くてしょうがない、という状態になると思います。家庭もピリピリして、落ち着かない毎日かと思います。

受験が怖い、というのは、それだけ勉強してきた証拠です。

去年教えていた浪人生は、「現役時代はこんなに不安も緊張もなかった」と言っていました。今年は不安でしょうがない、と毎日顔を青くしていたのを思い出します。おそらく、現役時代は遠くから「受験という山」を眺めていたのでしょう。遠くから見ていたから、小さく見える山を「こんなものか」と思っていたのです。受験に限らず、定期テストも同じです。

怖い、不安、というあなたは、一生懸命その山の麓までたどり着いて、山を見上げながら「こんな高かったのか」と不安で絶望しているのかもしれません。遠くから眺めてヘラヘラしているのではなく、麓にたどり着いただけ、凄いことです。山を見上げれば、足がすくむかもしれません。けど、足と手を使って、一歩一歩登る以外、今はやれることはないのです。山を登るための体力も、ノウハウも、持っているから、そこまで来れたのです。あとは登るだけです。

弱音を吐きたくなるかもしれません。けれど、開き直って、黙々と3月まで山登りをしましょう。こんな山登りは、人生でそうあることではありません。

けど、登り切った後は、きっといい景色が見えますよ。