語学教材などを見ていると、英語はラクラクできます!というような宣伝が多いです。
方法論としては、楽な方法はたくさんあります。例えば、英語は単語だ!!とばかりに、単語集を丸暗記するような勉強は、キツイわりにあまり効果がでません。一日中、単語集とにらめっこして、暗記ばかりしていたら、それはツライでしょう。
それより、好きな分野の英語を多読したり、多聴したり、洋画や洋楽を使う学習法は、割と「楽な」英語学習だといえると思います。
けれど、私が言う「楽」というのは、ボケーっとしてポテトチップスをポリポリ食べながら、寝てれば英語ができるようになる、というのとは違います。
ここを勘違いしてしまうと、「聞くだけで英語をマスター」とか、○○を見てるだけで英語をマスターというような言葉に流され、大金を失う事になります。
スタートの時点でこのマインドセットでいると、途中で挫折する可能性がとても高まります。今回は学習に関してというより、それ以前の考え方についてシェアさせて頂きます。
目に見えないストレスなので、この正体を知って、覚悟をもって学習するかしないで、結果が変わってきます。
英語学習の見えない敵
最近は、英語学習は楽でできる、赤ちゃんが覚えるように・・・というような決まり文句が一人歩きし、学習者も勘違いしやすくなっています。
しかし、英語学習は、ラクラク、○○するだけで、というような甘いものではありません。
なぜなら、外国語を学ぶ、という事は、慣れ親しんだ日本語とは、まったく違く言語を学ぶことだからです。外国のお祭りや服装であれば、「日本と違って面白いな~」で済む話かもしれませんが、文化の違いはもっと根深いものです。
私たちは日本人同士でも「あの人の、こんなところは意味が分からない!」などと言っては腹を立ててしまいますよね。人間は、自分のモノサシで、「正しい」「正しくない」とジャッジしてしまいます。
なので、自分が「正しい」と思い込んでいることとは違うことが起こると、「オカシイ!」と言って怒ってしまうものです。
この文章を読んでいる人の母国語は日本語だと思います。日本語と英語はとても距離があるので、「オカシイ!」と思うことはたくさんあります。語順の違いから、細かい違いまでたくさんあります。
服装の違い、のように、「面白い」と思える違いならいいのですが、「もう、意味が分からない!」というような違いもあります。
英語学習は、このような「異質」との闘いでもあります。これが、見えないストレスになります。
人間関係と同じで、「なるほど、そういう考え方もあるのね」と捉えるか、「なんでこんな使い方をするの?意味わからない!」と言って拒絶してしまうかで、継続できるかが変わってきます。
小さい子供は、まだ固定観念がないので、「そんなものか」で済みますが、大人になるにつれて、日本語のアイデンティティーが強くなっています。
大人ほど、「異質な物」に対する許容範囲が狭くなっているかもしれません。
違いを受け入れる覚悟
この異質さに対する見えないストレスは、英語学習の思わぬ障害になります。
大事なのは、英語は日本語とは全く違う「異質」なものだという事を受け入れることです。その違いを楽しむくらいのメンタルでいたほうがいいと思います。
そして、そんなにも違うものと付き合っていくという覚悟を持って学習を始めるべきだと思います。
人間関係と同じで、違うものを受け入れるマインドセットで、英語学習を始めましょう。
「楽」ばかりにフォーカスすると、料金ばかり高くて、役に立たない教材を買ってしまうことがあります。マインドが「ラクラク」という方向しか向いていないので、いつまでも役に立たない教材やサービスに大金を払ってしまうのです。
適切な厳しさをあえて隠さない教材は、良い教材です。昔から続いている、アルクなどは、そのあたりをよく理解していると思います。
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