名詞編 その6 疑問詞節が主語・目的語・補語に置かれる (Wh節=SVの語順)

いよいよ名詞編も今回で最後になります。

名詞の全体図

句→1回目:無生物主語、2回目:不定詞 3回目:動名詞  

節→4回目:That節 5回目:whether と if (Wh節) *節はS(主語)V(動詞)がある 句はSVがありません。

前提:名詞は、主語(S)、目的語(O)、補語(C) の位置に置かれます。何言ってんのかわかりません、この時点でやる気を失いました。という方は・・
英語は配置が大事。知ってるといい5つのパターン(文型)

5文型・・というと、もう嫌だ、となってしまうのはよくわかります。わからない、と思っても、凹まないでいただきたいと思います。とても大事なことなのですが、英語は「言葉」ですので、これを知らなければいけない ...

続きを見る

 名詞節について書いてきましたが、今回の疑問詞節は、前回のwhether節とほぼ同じ考え方です。(節って?という方はthat節のページをご覧ください。)
 

と、いうのも疑問詞というのはwhat(何)where(どこ)when(いつ)who(誰)why(なぜ)のようなものです。共通しているのはwhがついています。ですので、基本的にwhether節もwh節という観点からいうと、疑問詞節と同じ仲間になります。

前回も書きましたが、that節は「…ということ」を表しますが、「…ということ」を表すのがwh節です。これがthat節とwh節の大きな違いです。whether節は、「…かどうということ(2択)」でしたね。

疑問詞節 (wh節) 主語のパターン

Who will be elected president is important. 誰が大統領選ばれるかということは重要です。

whoというのは「誰」という疑問詞ですね。これが節を作ります。wh節は「…かということ」の意味になるので、「だれ(who)」をつけて、「誰が選ばれるかということ」という節になります。

もちろんwhatやwhereも主語に置けます。Where he went is...のように、「彼がどこに行ったかということ」のように主語にできます。what I want is... のように「私が欲しいものは何かというと」のようい自在に主語の節を作ることができるので便利です。(whatの場合、私が欲しいのは・・のように訳した方が自然です)

*whatは関係代名詞と習う人もいらっしゃるでしょうが、私は疑問詞と捉えた方が理解しやすいと思うので疑問詞としてまとめています。

疑問詞節 (wh節) 目的語のパターン

I don’t know where he comes from. 私は彼がどこから来たのかということを知らない。

「~を」にあたる目的語に置かれるパターンです。こちらも「文章(節)が目的語に置かれる」「wh節は ということ」というのは同じです。
 
例文では、where he comes fromが目的語ですから、「彼がどこから来たということ」が名詞の塊になっています。
 
不定詞のwh+to(句)と似ているので混乱しないように気を付けてください。句は主語、動詞の形がありませんが、今回の節は「彼が(主語)どこから来た(動詞)」というように、主語と動詞がついた「文章」が目的語に置かれている違いがあります。
 
目的語に置かれるパターンも、もちろん他の疑問詞を置くことができます。*わざと直訳で不自然な日本語にしています
 

I don't know what you are saying.  私はあなたが何を言っているかということを 知りません。

I don’t know who is the suspect.  私は誰が容疑者かということを知りません

I don’t know whose bag this is.  私はこれが誰のバックかということを知りません。       

I don’t know which way I should go. 私はっちの道に行けばいいかということを知りません。

I don’t know when we will arrive Fukushima. 私はいつ福島につくかということを 知りません。       

I don’t know why he did it. 私はなぜ彼がそれをしたかということを知りません。

このように、whの節は目的語でも使いやすいと思います。*whoは主語として使われるので、whoを(主語)と考えてください!

疑問詞節 (wh節) 補語のパターン

The question is when we made this mistake. 問題はいつ私たちがこの間違いをしたかということです。

補語は主語とイコールです。that、whetherと同じで、the question (s) is (=) when we made this mistake. という図式です。補語も目的語と同じで、what, where, whoも節を作れます。目的語と同じなので省略しますが、

例文でいえば The question is…(問題は‥)

…who made this mistake. (誰がこの間違いをしたか)…where we made this mistake.(どこでこの間違いをしたか) …how we made this mistake. (どのようにこの間違いをしたか)what we did. (私たちが何をしたか)・・・

のように、他の疑問詞で意味が変わってきます。応用して使えそうですね!

今回で名詞編は終了になります。次は形容詞についてまとめようと思いますが、形容詞は「名詞にくっついて、名詞を説明する」という役割でした。名詞にくっつく…ということは、デカイ名詞を作るという考え方です。

つまり…名詞編で説明した主語・目的語・補語にいろいろな名詞が置かれるパターンと同じです!名詞編では形容詞なしで長い名詞を作るのを説明しました。次回以降は形容詞がどうやって長い名詞を作っていくのか。について説明していきます。

今回も読んでいただきありがとうございます。

 




  • この記事を書いた人

ほんだくん

保有資格: TOEIC920点、英検1級 暗記に頼る文法ではなく、論理的に理解できる英文法を書いています。 長文読解が楽になるための文法、たんなるテクニックではなく、自信を持ってTOEICの文法セクションが解けるための文法知識を提供できれば幸いです。 その他、TOEIC900点越え、英検1級まで取得したノウハウを書いていきます。

© 2024 ひとり英語研究所