昨日から福島市は久ぶりに雪ですね。2月になると雪が解けるのも早いような気がします。

さて、塾では「面白い質問だな~」というのがよくあるのですが、先日も中学生が「bigとlarge」はどう使い分ければいいのでしょう?と質問してきました。確かに、bigもlargeも学校で習いますね。サラッと流さず、このような疑問を持つというのは素晴らしいことだと思います。

確かに。bigもlargeも両方「大きい」という意味です。違いは確かに中学生にはわかりにくいですね。

big と largeの違いは

bigとlargeの違いを一言でいうと、bigは主観的な判断(感情を込めて)「デカイ!!」というイメージ。一方でlargeは客観的な数字・規模・数量が大きい、という場合に使われます。

例えば、a big T-shirt というと、(自分から見て)デカイTシャツ、という意味になります。a large size T shirt は、S,M,Lと客観的に比較したうえでの「大きいサイズ」ということです。

それを踏まえると、a big problem (大きな問題)というとデカイ問題がのしかかってるイメージになると思います。逆にlarge problemだと客観的に見て「広範囲な問題」というようにニュアンスが変わるのがわかると思います。

コーヒーを注文するときもLarge サイズ

ここまで説明すると、質問した中学生は「なるほど!だからスタバで注文するときもLargeなんですね!」

中学生の頭の回転に若干付いて行けず、そもそもスタバに最後に行ったのはいつだろう・・スタバでノートパソコンを開いてドヤ顔してみたい・・いつの間に福島にスタバが・・そんなことを考えているうちに、「ビッグサイズだったら主観になってしまうので、私から見たらbigだけど、あの人から見たら小さいサイズのコーヒー・・ということになっちゃいますよね、だから客観的にlargeサイズなんですね!」と、私よりもわかりやすく説明してくれる生徒。

では、little と small は・・??

bigとlargeの関係を理解したら、little と small も同じなのでついでに覚えるといいと思います。little はbigと同じで主観的に「かわいい」などの感情的な評価を伴うことが多いです。一方でsmallは客観的にサイズが小さい。という違いがあります。

a little girlは「小さくてかわいい女の子」 a small girlは「(単に)小さい女の子」と客観的に大きさの描写として使われます。だから尾崎豊も「Oh my small girl~」とは歌わないわけですね。中学生に尾崎は通じないでしょうが・・

他にもいろいろあります

このほかにも、rightとcorrectの違いは??trueとrealの違いは??happy とgladの違いは??などなど、知ると面白い違いがたくさんあります。

こういうのが面白い!と思う方はNHK出版のイメージでわかる単語帳という本がありますので是非読んでみてください。