今回の心構えは、少し不思議な話になるので、怪しいと思う方もいるかもしれません。苦手な方はスルーしてください。
英語学習において、心構え(マインドセット)はとても重要です。英語の学習方法だけを考えていても合格は近づかないと私は思います。
欠乏マインドを捨てる
「欠乏マインド」という言葉があります。
常に何か足りない・・と思っているマインドで、例えば、常に「お金がない」と言っているような状態です。欠乏マインドに陥ると、焦りや恐れに支配され、常に他人との競争ばかりに意識が向いてしまいます。
英語学習においては、「英語ができないと学校で置いていかれる、受験に落ちる・・」「英語ができないと昇進できない・・」「英語ができないとグローバル化についていけない・・」「英語ができないと近所のコンビニの外国人店員に緊張する・・」
このように、欠乏マインドの奥底にあるのは、「○○が足りないから怖い」という心理です。そして、人によっては他者に勝ちたい、認められたい、というような欠乏マインドもあるかもしれません。
この「欠乏マインド」に取りつかれると、残念ながら合格は遠ざかります。
欠乏は欠乏を引き寄せる
引き寄せの法則、という言葉もありますが、「思考が現実化する」というのはある程度科学でも証明されているので、オカルトとも言い切れません。
英語サイトですので、このあたりは詳しくは書きませんが、人間の思考もフォトンという周波数のようなものを発しているため、考えていることが引き寄せられるそうです。英語サイトとは思えないほどの怪しさです。
何が言いたいのですか?というと、欠乏マインドでいると、欠乏マインドを引き寄せるということです。つまり、「英検1級になんとしても合格したい!」と執着していると、来年も「英検1級を合格したい!」という状態を引き寄せている可能性があります。
このあたりは人によっては怪しい・・となってしまいますので、脳波を参考にします。
脳をα波に合わせる
「脳波」を理解して学習するとしないとでは、大きな差がでます。「脳波」というのは脳の電気信号です。ガンマ派、シータ派、アルファ派にわかれます。
どんな時に出るかというと、
脳波
何かに集中していて、体が勝手に動き、アイディアがどんどん湧く状態。周りがスローモーションに見えるほどの超集中状態がアルファ波です。スポーツ選手やアーティストが力を出す状態です。
このアルファー派状態で学習するのが一番効率がいいです。この状態に入るには、安心、リラックス状態になる必要があります。
逆に、先ほどから言っている「欠乏マインド」「競争マインド」だと、ベータ波状態です。脳はイライラして、緊張し、ストレスがかかっています。
ベータ波状態は「根性!」「頑張る!」状態ですので、ある程度までは伸びます。英検1級も根性で取れる人もいるかもしれませんが、もう少しリラックスしてアルファー波状態でいたほうが、合格は近づきます。
私の体験
自分の体験から言っても、「欠乏マインド」の状態が長くありました。絶対受からなければ!次こそは!!根性!でやっていましたが。恥ずかしながら、仕事よりも英語学習を優先・・くらいの勢いでした。しかし・・結果は不合格
その帰り道、諦めではないのですが、「そのうち受かるだろ、もう少し肩の力を抜いてやろう」と思ったのです。仕事も、空いた時間は一分でも英語をやろう、と思わずに丁寧に、普通にやり、日ごろの学習もリラックスしてやるようになりました。
試験当日も、気負わずに「なんとかなる」のリラックス。その結果、その時の英検1級は合格でした。
不思議でしたが、私にとっては、不合格試験の後の帰り道「長くやっていればそのうち受かるだろう」という変化がターニングポイントだったと思っています。