今回は、英語を理解するのに必要な考え方を、「日本語」を使って考えてみます。
そもそも、日本語のつくりを理解せずして、英語のつくりはわからないと思います。
…日本語の文法というと、中学の国語で文法をやった記憶がある方は、「五段活用、下一段活用、付属語、助詞、品詞、自立語…」のような文法を思い出して鳥肌が立つ方もいらっしゃるかもしれません。
そういった文法は全く必要ではないので安心してください!英文法の理解のために最低限必要なのは、今回書かせていただく「主語・述語」そして次の「修飾」だけです。
主語と述語
主語とは「何が」「誰が」にあたるものです。
述語は「どうした」「どのようだ」「なんだ」に当たるものです。
基本的に、主語と述語が「文の骨格」となります。(ここは次回の修飾語でご説明します)
例えば、太陽が東から出る。という文では、「太陽が」が「何が」に当たるので、主語です。
述語は「どうした」に当たる、「出る」になります。
主語と述語の探す順番
では、主語と述語、どちらを先に探せばいいのでしょうか。
答えは「述語」です。と、言うのも、日本語は主語が省略されるからです。
主語の省略
例えば、食べ物の中でカレーが一番好きです。という文があるとして、述語は「どうした」に当たる「好きです」ですね。しかし、主語がどこにあるかというと、「何が」「誰が」にあたる言葉がありません。「カレーが」が主語だとすると、「カレーが何かを好き」という謎の意味になります。この場合、カレーを好きなのは話者である「私」であるはずですね。日本語では「私は」のような主語が省略される事がよくあります。よって、述語を先に探した方がいいです。
一方で英語は主語を省略してしまうと「命令文」になってしまうので、原則的に主語は省略されません。
今回のお話は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございます。