今回は、英語能力と、IQについて触れたいと思います。
英語学習の最終目標は、英語でペラペラ会話することであることはみんな共通するところだと思います。
けれど、学習者の中には、「自分なんかが英語がペラペラになるんだろうか・・」と不安に思う方もいらっしゃると思います。
スタートのマインドが大切
人間というのは、自分のセルフイメージ通りになると言われています。
簡単に言うと、自分はダメな奴ですよ。と思っていれば、ダメな奴になってしまうし、逆に、自分はスゴイ!と思っていれば、すごい人になるということです。
簡単なことですね。
もしあなたがこれから英語をスタートするなら、「自分はできる」と確信をもってスタートしてください。
あなたのセルフイメージを左右しているのは、「過去の記憶」です。小学生で勉強ができなかった。中学校で英語ができなかった・・たくさんのネガティブな「思い出」があると思います。
その「過去」があなたを創っています。昔できなかったから、今から英語をやってもだめかもしれない・・・
もし、あなたが大人であれば、義務教育時代の英語教育の思い出は捨ててください。
過去を忘れて、ゼロから英語を始めましょう。
頭の良さは英語学習に影響するか
本題に戻ります。
英語学習にIQと言った、知能(頭の良さ)は関係あるのか?という問題です。
結論から言うと、「ない」です。
フレッド・ジェネシー教授によると、教室内の活動においては、文法や語彙の発達にはある程度関連があるとしても、「話す」という点においては、関係がないそうです。
心理学者のハワードガードナー氏も、人の能力は「多元的知能」があると言っています。つまり、従来のIQテストは、学校の成績などの限られた範囲の能力しか測れないですが、多元的知能は、人間関係、音楽、運動なども含まれるそうです。
英語学習は、まさに多元的知能が必要です。実際、学校の授業がまったくできなくても、正しく学べば、英語がペラペラで、スラスラ読んでいる人は多くいますよね。
英語に、頭の良し悪しは関係ありません。
今から、英検1級を取りたい!TOEICで900を超えたい!と思う方は多いと思います。昔、学校の成績が悪かったからといって、ほとんど関係ありません。今からやれば、普通にあなたも英検1級、TOEICは取得できます。
高校入試に失敗したり、大学も浪人して入った私が言うのですから、本当です。
もちろん、正しい方法、自分に合った学習法が必要です。
そのあたりは、次回書きます。