ほんだブログ ウザワシステムを導入した理由

「わかりやすい授業」の罠 

何年も塾講師をやっていますが、「わかりやすいです」と言われると、それは嬉しいです。

もちろん、授業において、「わかりやすい」というのは、大前提です。

けど、同時に、「わかりやすい」だけではダメだとも思います。

むしろ、極端なことを言うと、「ちょっと何言ってるかわかんない」サンドイッチマン富澤状態が、脳を強くする、とも思います。

なぜなら、「わかるものだけ」を選んで、何かを読んだり、聞いたりすることは、知識や思考を拡張しないからです。

「わかりやすい」というのは、今の自分の知識、認識力での範囲内で起こっていることです。

「わかりやすい」と喜んで脳にストレスを与えない学習をしていて、果たして「脳」は強くなるのか?

私はとても疑問です。

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理解できないことを、否定せずに受け入れ、捨てずにおいておく

かくいう私も、自分の認識力、知識を超えるものを受けることができないことばかりです。

ウザワ先生は、「英語が苦手な生徒にも、難しいものを与えなさい」とおっしゃっています。

5年前、はじめてこの言葉を聞いた時、「いや、苦手な子に難しい物を与えても、わかるはずないし、簡単なものからステップしたほうがいいのでは・・」と心のなかで思いました。まさに、私の理解・知識の範囲を超えた見解でした。(バイト経験程度しかない当時の私に教育的知識・経験など、殆どなかったのですが・・)

ウザワ先生の言葉は、当時の私の「知識・思考力」を遥かに超えていたのです。

「よくわからないけど、ウザワ先生が言うのだから、そうなんだろう」と保留しておいたのですが、塾経営も5年を超えたあたりから、体験的に、「間違いなくその通りだ」と考えが変わりました。

何が言いたいのか、というと、自分の理解力が到達できないことを「わからない」と捨てて、「わかりやすい」ことばかりに逃げていると、成長が無いということです。

わからないことを受け入れて、自分の中でとりあえず吸収しておく、すると、そのうち「なるほど」という気付きがあることもあります。

それが本当の学びのプロセスだと私は思います。

脳の鍛え方

世の中は複雑なものばかりです。

「強い脳」というのは、複雑なものを「よくわからない」まま受け入れて、それを自分の中に蓄えることで作られます。

なので、中学生、高校生に声を大にして言いたいのは、自分の理解に届かない本を読んだり、話を聞いたり、場所に飛び込んでほしいということです。

「わかりやすく説明しますよ〜」という優しい人の話だけ聞いていても、あなたの「脳」は、拡張しませんよ、ということです。

まさに、英語学習は「外国語」なので、複雑で、理解に苦しむことばかりです。

その複雑さ、理解不能なものを、わからないまま受けいれる力がどうしても必要です。

なので、私は中高生の理解を超えた英文を与えます。「こんなのムリです」と最初は言う子もいますが、そこだけは心を鬼にします。
わからないもので脳を拡張してほしいからです。

わからない英文を逃げずに受け入れて、継続して自分の中に消化し続けた生徒は、そのうち、「なぜか読める」という状態になります。
私が、時間が経ってからウザワ先生の仰ることを理解できたのと同じです。

小学生はわからないものが多いので、わからないものを受け入れる耐性があります。だから子どもは語学が速いとも言えます。

高校入試レベルであれば中学生が理解できることだけを理解し、暗記すれば突破できるでしょう

しかし、将来的に使える英語にはなりません。

そもそも、大学の学びは「わからない」が前提で、難しい論文やテキストを、「よくわからない」まま受け入れて、保持する、そして、だんだんわかってくる、というプロセスそのものなのではないでしょうか。

それに慣れていなくて、自分の理解できる範囲しか受け入れられないまま大学に行くと、「大学はわけわかんないから、行かない」という状態になります。

先日書いた「批判的思考力」に加えて、「わからないもの」を受け入れて、保持する力、も中高生に必須のスキルなのではないでしょうか。

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