英語ができるようになりたいから、とりあえず英会話学校で会話をしようにも、海外に飛び込んで英会話をしようにも、

全く英語が出てこない問題があります。

その理由は簡単です。

頭に、英語が入っていないから

海外に行ったからといって、急に話せることもないですし、

英会話学校でネイティブと対面したからと言って急に話せるなんていうのはありえないですよね。

まずは、英語を頭に入れて覚えないと、会話はできるようになりません

「バスケットの国アメリカのーその空気を吸うだけで僕は高く跳べると思っていたのかなぁ…」

スラムダンクの矢沢の名台詞にもあるように、環境だけ変えれば英語が話せるように思っていると、「英語の国アメリカの、その空気を吸うだけでペラペラになれると思ったのかなぁ・・」と安西先生に手紙を書く羽目になります。

英語は暗記を避けて通れない

避けられない事実ですが、地道な「暗記」が英語には絶対に必要です。

ここは絶対否定できません。理由は、頭の中にないものは出せないからです

だからこそ、英語=単語や構文の暗記という方程式が成り立ってしまうのです。

あなたは日本語を暗記しましたか?

英語は苦痛な暗記を繰り返さなければならない・・

「勉強」ができる人しかできない科目だ・・

そう思ってしまうのは当然ですが、ちょっと思い返して欲しいのです。

あなたは、日本語の語彙を暗記したり、構文を暗記したことがありますか?

「てにをは」のような助動詞や助詞を暗記したことがあるでしょうか?

確かに、難しい漢字や用語を覚えたことはあるでしょうが、大抵の熟語も本を読んだり会話の中で覚えたはずです。

だから、英語は母国語のように覚えたほうがいい

お勉強が得意な人、暗記力がある人は従来の日本型の英語学習でも大丈夫でしょう。

単語を大量に覚え、構文を覚え・・という根性学習です。

しかし、それができない人でも、英語はできるようになります。

私のように福島の県立高校入試も突破できない、数学は赤点どころの騒ぎではなく、一桁。歴史も覚えられず、最終的に英語と国語の2科目受験、、最近は前日の夕飯を思い出すのに時間がかかる。中学時代の同級生に会って声をかけられても、誰なのか思い出せない。

このような人間でも、英検1級が取れたのです。

英語の覚え方の違い

では、どうすればいいのですか?

というと、頭を英語の頭にすればいいのです

また抽象的なこと言って、いい加減にしてください。と思われるかもしれませんが、

英語を水だとして

日本語の頭に英語を垂らすと、プラスチックの板に水を垂らすようになってしまいます。

プラスチックに水を垂らしても、その表面に溜まるだけで、すぐに流れてどこかに行ってしまいます。

たまに記憶力がいい人がいて、そのプラスチックが広くて、たくさんの水を貯めることができます。

一方、英語の頭になっている人は、スポンジに染み込むように英語が入っていきます

スポンジの大きさは関係ありません英語を浴びただけ、染み込んで入っていきます

頭がプラスチックなのか、スポンジなのか、それで英語の入り方が変わってきます。

だから小学生でも中学生でも、同年代のネイティブが読む英語の本をスラスラ音読して暗記ができるのです。

だからこそ、英語の頭になっているかを見極めるのがとても大切になります。

この仕事も長くやっていると、生徒の音読や作文を見ていて、日本語の頭で英語を見ているのか、英語の頭になっているのかがわかってきます

英語の知識や理屈を教えるのも大事な仕事ですが、生徒の頭をいかに英語にするか、英語脳を作れるかをとても大切に考えているところです。