こんにちは。福島市の学習塾、ウザワシステム本田塾です。

前回、dinnerやbreakfastの語源を紹介しましたが、中学英語も結構いろいろ面白い発見があります。

私は大谷選手を知っています。を英語にすると…

今回は中1で習う「know」(知っている)という単語。恐らく多くの人が知っている英単語だと思います。もし、中学校の生徒に「私は大谷選手(野球選手)を知っています」を英語にしてください。といったら、恐らくほぼ全員が I know Shohei Otani. と書くと思います。

もし欧米人に ”I know Shohei Otani.”  というと、かなりビックリされる可能性があります。え?今これだけ活躍している大谷選手なんて、みんな知っているんじゃ…知ってるって言っただけで、こんなにオーバーリアクションされるなんて、さすが大谷!って思いますよね。けど、実は間違って伝わってる可能性があります。

なぜ、そんなに驚かれるかというと… I know Shohei Oatni. というと、「私は大谷選手と知り合い(懇意)です。」というような意味になるからです。

know の本当の意味

もともとknowは、「~を(間接的に)知っている」という意味はなく「~と知り合い(懇意)である」という意味です。

I know Shohei Otani. と書いたり、言ったりすると、大谷選手と知合いですという意味になるので、驚かれるということです。

それでは、正しい表現は、というと・・・ I know of Shohei Otani.  I know about Shohei Otani. のように前置詞を入れると「~について」という意味になります。または、I know who Otani is. のように間接疑問文を使うのも良いと思います。

 

侮るなかれ、中学英語!というのが最近の私のトレンドです。簡単な英語でも、ちょっと使い方を間違えたり、大事な点を意外に教わってなかったりするので注意が必要です。