天才ではない、秀才でもない、勉強が苦手な凡人が受験に受かる方法

長い夏休みも、そろそろ終わりです。

今年はオリンピックもありました。
まったく興味がなかったのですが、始まってみると面白いもので、楽しく観戦しました。

あまり信じてもらえませんが、私は小中と生粋のバスケットマンだったので、バスケばかり見てました。

「昔はバスケットばかりをやっていた」と言うと、
「え、先生はのび太くんキャラじゃなかったのですか?」と生徒に言われます・・

人をメガネで判断してはいけませんよ
と言う話ですが、根本的に自分はスポーツマンよりも「のび太くん」のほうが性に合っているな、と妙に納得しました。

それはさておき、
私がバスケットをしていた当時は、日本人がNBA(アメリカのバスケットリーグ)でプレーするなんて、思いもしなかった時代。

それが今は八村選手や渡邊雄太選手のように、NBAで活躍する日本人がいるのだから、何が起きるかわからないですね。

そのような卓越した選手をみると、

「あの人は天才だ」
とか
「すごいセンスだよな」

と、言ってしまいますよね。

けど、この渡邉選手・・

小学生と中学生のとき、休日は毎朝5時半に起床。
6時から7時まで練習
部活動を終えた後に10㎞のランニング&シュート練習1000本

シュート練習だけでも4時間くらいかかっていたそうです。

これを、日課にしていたそうです・・

普通じゃないですよね。どう考えても。

確かに、恵まれた体格だと思います。
才能もあったと思います。

けど、この練習量は普通じゃない。

このエピソードを知ると、渡邉選手を「天才」と一言では言えなくなります。

目次

成績が良い生徒の共通項

私もウザワ式の教室をはじめて、気づけば5年以上経ちました。
早いものです。

まだ日々学びの連続ですが、いろいろな生徒を見ていると、あることに気づきました。

それは、「成績の良い生徒の共通項」です。

例外なく、当てはまる法則です。

それは、

「当たり前の小さなことを、毎日継続している」

ということです。
「そんな当たり前のことを、ドヤ顔で語らないでください。」
と言われるでしょう。

しかし、努力を継続することは結構難しいものです。

去年、中学生で英検準1級に合格した生徒がいました。

1級の文章もスラスラ読んでいましたが、彼女が中学3年間の間で、宿題をやってこなかったのは
たった1度だけです。

私はそのことを知っていますが、同級生には、そのような地味な習慣は見えないもの。

みんな、

「あの子は頭がいい」

と言っていました。

確かに、頭はいいのでしょう。

けど、誰よりも努力して、継続していたところには、意外に注目しないものです。

この生徒も、渡邉選手も、

「頭がいい」

とか、

「才能がある」

と思われがちですが、それだけでなく、「毎日」「コツコツ」積み上げているのです。

島田紳助の人生は、掛け算理論

今の小中学生は、もしかしたら知らないかもしれませんが、保護者の方は
島田紳助さんというお笑い芸人のことを知らない人は少ないと思います。

彼がテレビで言っていた言葉を、忘れることができません。

「人生は、掛け算なんやで」

大阪の人なので、おそらく、関西弁だったはずです。

どういうことかと言うと、

才能が5点満点
努力が5点満点

だとして、人生は、

才能×努力で決まる。

という話。

つまり、才能が5点満点で天才のような人でも、天狗になって努力をしなかったら、
5(才能)×努力(ゼロ)で、ゼロの結果しか出ない

しかし、
才能が普通(3)の人でも、

5の努力をすれば、3×5=15の結果が出るということです。

渡邉選手は、恵まれた生まれ持った体格、運動神経、センスといった、「5」の才能に、
誰も真似できない「5」の努力をしたから、
5×5のマックス25の結果を出してNBAに入団できたのです。

凡人が天才に勝つために

私は謙遜しているわけではなく、勉強に関しては、本当に普通(または普通以下)でした

算数の先生に、「どこがわからないんだ?」と聞かれ、
「どこがわからないかわかりません」
と答えるような子供でした。

算数の点数順に「横綱、大関・・」などと黒板にランク付けされ、「力士にもなれない」レベルだったのは軽いトラウマです。

「スポーツはできても、勉強はだめ」

学校の先生も、そして、自分自身もそう思っていました。

けれど、
そんな私に、「努力すれば、絶対できるようになりますよ」

そう言ってくれたのが、小学校の時の英語塾のおばあちゃん先生でした。

私は英語に関しても、センスがいい、とか、才能があるなんて、言われたことがありません。

塾で隣に座っていた秀才君は、「センスがある」と先生に言われていましたが、私は一度も言われたことがありません。

そんな私にも、先生は「努力すればできるようになる」と言ってくれていました。

5の努力をすれば、3以下の才能でも、なんとかなります

そして、5の努力をすることを学生の頃に覚えると、5の才能がある分野を見つけたときに、25の結果を出せます。

小さいことの積み重ねで、受験も合格できる

本田塾の宿題は、

①英語をかけ流しする
②中学生は文法のワークちょっと

だけです。かなり、少ない量です。

私は、1日10時間勉強しろ、とか、プリント10枚毎日やれ、とは言いません。

自分ができないからです。

起きてる時間は全部仕事しろ、と言われたら、発狂してしまいます。

1日や2日ならできますが、毎日は無理です。

そんな量の勉強はできませんが、「毎日コツコツ積み上げること」は私でもできました。

特に語学は、毎日の積み重ねが物を言います。

いきなり何時間もやるのは無理な話です。

まずは1日10分。これを必ず継続する。

これを続けるだけで変わります。

小さいことを継続している生徒は、例外なく英語力を伸ばしています。

最初は1日10分で良いと思います。

英語を毎日かけ流しする。
ワークをちょっとでも進める。

単語が覚えられない、という人は多いですが、毎日5分見るのを数ヶ月続けたら覚えられます。

英検1級、難関大学合格は、才能が2や3でも十分可能です。

イチロー選手が言うように、
小さなことを積み上げることで、遠くに行くことができるのだと思います。

才能と努力については、「しなやかマインドセット」と「硬直マインドセット」の記事でも書いています。

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