ほんだブログ 本田塾の考え方

異常な日本の部活文化

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福島(おそらく日本全国)の中学生は部活をやりすぎだと思います。

私は、小中学生に幸せになってほしいと思っています。しかし残念ながら中学生を暗くさせている原因の一つに「部活」があると私は断言できます。こんな事を書くと昭和時代の価値観の方には反論されるのでしょうし、福島は部活が盛んな方なので書くのは躊躇いますが、この現状は本当に変わってほしいな~という気持ちからシェアさせていただきます。スポーツ庁も新たにガイドラインを決めたようですが、実現するといいと思います。

部活の現状

もちろん、部活を楽しそうにやっている中学生はおりますし、部活は、忍耐、チームワークを学ぶのに部活の利点はあるでしょう。しかし一方で「部活が辛いです」という中学生の声は確実に存在します。

いい部活もあるでしょうが、実際、試合に負けたら顧問の機嫌が悪くなり怒鳴りちらし、生徒は委縮するチームもあるそうです。顧問に怒られるのが嫌で登校拒否になる生徒もいると聞きます。このような現状を看過するのは、ブラック企業を野放しにするのと同じだと思います。「声を出すチームは強い。声を出せ~~!」と言いますが、物静かなのが個性である子供もいるのです。このようは異常なことが行われている国は日本以外にありません。練習でミスれば罵詈雑言を浴びせられれ、根性論や勝利至上主義がまかり通っています。なぜそこまで、我慢、根性、勝ちにこだわる必要があるのでしょう。

これから暑くなると部活の時間は伸び、夜家に帰り、疲れてすぐ寝てしまう子供もいます。受験のプレッシャーに潰されそうになりながら、部活で疲弊しています。土日、祝日も部活で潰れます。これが「当たり前」のようになっていますが、私は異常だと思います。

「当たり前」になってしまうのが日本文化らしい気もしますが、多くの人に、中学生の部活は異常であると気づいてほしいと思います。たくさんの人が気づいたときに少しずつ変わるのかもしれません。

日本人が日本人を苦しめている

日本は世界的に見ても恵まれている国です。食べるもの、着るものに困ることはありませんし、戦火から逃れる必要もありません。教育や医療も行き届いています。そんな日本は幸福度は低くG7でも最下位だそうです。

急に何の話ですか?という感じですが、日本人が日本人を苦しめているとしか思えません。部活でいえば、日本人同士で中学生の貴重な10代の時間を部活で拘束し、学校の先生も残業で拘束しあっています。誰も幸せでありません。他にも、必要なのか謎な24時間営業や、「いらっしゃいませ~~」のような、過剰なサービスが働く人を苦しめていると思います。その結果、日本の労働生産性もG7で最低です。

話がそれましたが、部活も日本人を苦しめている過剰なサービスと似たようなものだと思うわけです。

本を読む時間がない

もう一つ、部活のやりすぎを止めてほしいのは、本を読む時間が減るためです。

このような日常の中で、生徒は先生や大人に「本を読みましょう」と言われます。朝から夕方遅くまで、土日も学校に縛られ、家でも受験勉強や宿題、習い事、休みもない。そんな日常で、いつ読書をすればいいのだろう、と思います。どう考えても本を読む時間など取れないと思います。部活を週半分にして、土日や祝日は休みにするべきです。それ以上やりたい人は外部のクラブに入れば良いと思います。

スポーツも大事ですが、中学時代の多感な時期にはたくさん本を読み、いろいろな思想や考え方に触れたほうが豊かな人生になると思います。貴重な時期を学校や部活に拘束されていては、視野が狭くなると思います。読書に限らずとも、部活以外のいろいろな経験をすることって大事だと思います。

逃げたくても逃げられない

部活が大変なら辞めればいいのでは?と思うかと思うのですが、「内申書」というもので辞められないシステムになっています。部活を辞めると、内申点が悪くなり、受験に悪影響があるようです。もし部活よりも勉強をしたい、と思っても辞められず、勉強したい気持ちを我慢して毎日、連休も部活に縛られてしまいます。

また、本当に嫌で辞めたくて仕方がなく、ストレスになっていても受験が気になって辞めれない、ということもありえます。受験のシステム自体が、部活を辞めたくても辞められない仕組みを作っています。

嫌なことを我慢するより、好きなことを好きなだけやる

このような現状を見ると、極端ですがブラック企業のようだな、と思います。ブラックなのに辞めたくても辞められない。10代のうちから嫌なことを我慢する練習をさせられているような気がしてなりません。ブラック企業戦士予備軍を育てているようにしか思えません。今回は勉強のことは書きませんが、部活だけでなく勉強でさえも「辛くて嫌なもの」になっています。

辛いことを我慢して根性で頑張る人材を育てるより、自分がワクワクできることを楽しんで取り組んで、自己投資して学び続ける人材を育てる方がこれからの時代はよっぽど重要だと思います。

「人生は辛いものなのだから、辛いことに耐えられるように、運動や部活で忍耐を学んだ方がいい」という意見もあるかもしれませんが、私は、子供には「人生は辛い、犠牲の精神は大切だから我慢しなさい」といったことは決して言いたくありません

人生や個性のすばらしさ、可能性を伝えることの方が大事だと思うからです。部活の大会で一回戦で負けようが、「それでも、あなたの存在はすばらしいんですよ」とか、「無理に辛いことをするより、ワクワクすること、楽しいことをしましょう」「人生楽しむために生まれてきたんですよ」と伝える方がよっぽど大事だと私は個人的に思っています。

オーストラリアの部活

最後に、外国の部活はどうなのでしょうか。例えば、オーストラリアには「部活」というものがありません。ではオーストラリアはスポーツ後進国か、と言えばもちろんそんなこともありません。それどころか、オーストラリア人はスポーツが大好きです。最近はサッカーも強いですし、オリンピックもたくさんメダルを取っています。

部活がないのでオーストラリアではチャイムが鳴ったらみんな一斉に帰宅します。スポーツは、というと地域のクラブに所属するそうです。もちろん強制ではなく、趣味でやっている方が多いようです。そこで専門のコーチが指導します。日本のように、経験がない顧問が指導することは、まずありません。オーストラリア留学時代、バイト先の上司の息子のサッカークラブに付いて行ったことがありますが、みんな楽しそうにやっていましたし、コーチの怒号も全く聞こえてきませんでした。

将来的にプロになりたい人はプロになれるコースがありますし、高度なトレーニングを受けることもできます。日本のような、めざせ全国大会!のような勝ち負け中心のスポーツではなく、オーストラリアは生活にスポーツが溶け込んでいて、スポーツを通して社会が元気になっている雰囲気がありました。だから、中学生や高校生も、楽しんでスポーツをやっていました。

ちなみに、アメリカはどうだろうと調べてみましたが、学期ごとに違うスポーツをしたりするようです。

中学、高校の部活に関して言えば、海外から学ぶことはたくさんあるように思えます。

 

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