ほんだブログ 本田塾の考え方

英語が伸びやすい「子供の性格」

英語学習は、義務教育で誰もが経験していることですので、みなさま、それぞれ意見をお持ちだと思います。

その中でも、よく言われるのが、「外向的で積極的な性格の方が、英語は向いている」というもの。

都市伝説のレベルのような気もしますが、恐らく信じている方も多いと思います。

実際、どんな性格が英語学習に向いているのでしょうか?

ハイテンションを求められる英語学習

かなり前の話になりますが、小学5年生くらいの生徒が「学校の英語がツライ」と言っていました。

「なんで?」と聞くと、「外国人の先生が、やたらテンションを上げろと言ってくる」「廊下ですれ違うときも、元気にハーイ!と言わなければいけないのが面倒過ぎる」

というもの。

心の中では、自分も小学生だったら同じストレスを感じるだろうな・・と思いながらも、もし海外に言ったら、郷に入れば郷に従えだし、それを教えてくれている気もする・・と複雑な気持ちになったのを思い出します。

「海外に行ったら海外のやり方を取り入れる必要があるけど、日本にいる時は、日本人らしさを失う必要はないですよ、笑いたくない時に無理に笑う必要はありません。けど、そのELTの先生は、欧米での雰囲気を教えてくれているのではないですか?それも英語の学習の一つでしょう。」「けど、英語はテンション上げなくてもできるようになるから、大丈夫ですよ」と言うようなことを伝えた記憶があります。

確かに、内向的なタイプからしたら、苦痛かもしれません。私が小学生だったら、「さぁ!テンション低いよ!もっとテンション上げて!輪になって歌おうよ!Let it be~~♪」なんてやられたら、確実に英語嫌いになっていたかもしれません。私も「ポジティブ!ハイテンションで!」というのが、どうしても苦手で、図書館の隅で、マニアックな英文法を発見して楽しんでいるタイプです。ポジティブとネガティブの真ん中が一番だと思います。

ちなみに、本田塾は、特に中学・高校部は「みんなで頑張ろうよ!仲間で一緒に合格だ!」という雰囲気ではありません。みんな黙々とやることをやる感じです。

話がそれましたが、内向的なタイプは、英語学習には向かないのでしょうか?そして、本当に外交的な方が英語は伸びるのか?みなさんはどう思いますか?

英語学習と「性格」の関係

やはり、一般的には、スピーキングにおいては、外向的な人の方が有利な傾向があるそうです。

しかし、DawaeleさんとFurnhamさんの研究によると、リラックスした状態だと、外向な人も、内向的な人も、差がなかった!そうです。テストなど、緊張状態では外向的な人が有利でしたが、ライティングでは内向的なタイプの方が得意だという結果もあるそうです。

一般的に言って、外向的なタイプは間違いを恐れずどんどん話すけれど、間違いを気にしない分、不正確なままになってしまう恐れがあり、内向的なタイプは、なかなかコミュニケーションは取れないけれど、慎重なだけ、細部に気をつけるので、長期的には高いレベルに到達できる、とも言う人もいます。

とは言え、「外向的」「内向的」だけでジャッジするの微妙なので、他の性格も考慮する必要が出てきます。

そこで、向性、神経質傾向、誠実性、調和性、開放性、というビッグファイブモデル、というモデルを使って分析した結果もあるそうです。

この5つのタイプのうち、どの性格が「英語のコミュニケーション能力」と関係が高かったのでしょうか。

「第二言語習得論講義」という本によると、この5つのうちで、最も、コミュニケーション能力と関係が高かったのは、「開放性」だったそうです。

ちなみに、「開放性」が高いタイプというのは、「知的好奇心が強い、創造的、新しいものに対する興味」がある特徴を持っています。低いタイプは、「保守的、現実的、習慣的」というタイプだそうです。

なるほど~という感じです。確かに、留学している人を見ても、いろいろ経験して、学びたい、というタイプは英語が上手でした。逆に、「日本では~」などと言いながら、保守的なタイプは英語も苦手だった気がします。

「開放性」とRASがカギ

外向的、内向的、という性格よりも、内発的な動機、好奇心や探求心、というものがあるかどうか??という「開放性」が英語ができるようになるかどうかの重要なファクターのようです。

この話を知って、脳のRASを思い出しました。

勉強法より、心の持ちようが大事だと思います。脳のRASを使いこなそう。

いきなりですが、RASってご存知ですか?・・ラス。ゥルァ~ス?  RASとはReticular activating system日本語では網様体賦活系(もうようたいふかつけい)というそうです。 いち ...

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脳には、RAS(Reticular activating system)という機能があり、重要ではない、という情報を振るい落とすフィルターのようなものがあるそうです。

やはり、「興味・関心」に勝るものはないのかもしれません。

You may lead a horse to the water, but you can't make him drink. (馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない) という有名な話があるように、「内的動機」を育てるとうのは、重要なテーマですね。

逆に言うと、あなたが内向的でも、外向的でも、「内的動機」さえあれば、英語はマスターできる可能性は高い、ということです。暗くて、コミュ障でも、英語はマスターできますので、安心してください。

さらに、日本では暗くても、英語を話している時は別人になり、やたら陽気になるという謎現象はよくあります。

もしかしたら、英語学習に必要な素質は、「興味・関心」だけなのかもしれません。

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