英文法で知っておかなければならないのは、「5文型」と「品詞」です。この二つをマスターすれば、英文法はマスターです。 今回は品詞についての全体像をまとめます。 とっても大事なところになります。 必要なのは名詞と動詞と形容詞、副詞です。それぞれがどんな働きをするのかだけでもおさえてくださいね。
もくじ
品詞とは
「品詞」は英語のスポーツでいえば選手のようなものです。4人の選手がそれぞれの個性にあった動きと働きをします。この記事ではそれぞれの選手の働きの基礎を説明します。登場人物は・・・「名詞」「動詞」「形容詞」「副詞」の4つです。
名詞
名詞は、その名の通り、「人やモノ」の「名」を表す品詞です。 apple(りんご), car(車), Japan(日本), desk(机), Becky(ベッキー), happiness(幸福)などが名詞です。
加算、不加算、単数、複数など細かいルールもあるのですが、最初は「名詞」は「モノや人の名前」とざっくり理解しましょう。
名詞のまとめは:名詞インデックスを参照ください
動詞
動詞も文字通りです。「動きや」「状態」を示す言葉です。たとえばlike(好き)play(遊ぶ)run(走る)be動詞もそうです。
動詞も自制や三人称単数のSなど細かく使い方は分かれますが、まずは動詞は「動きを表す言葉」とご理解ください。
この名詞、動詞は英語というスポーツのスター選手です。この2人がないと成り立ちません。もちろん、つぎの形容詞、副詞も大事です。個人プレーする場合もありますが、基本的に名詞と動詞を助ける働きもします。イメージがわかないと思うので、以下の説明をご覧ください。
形容詞
単独で性質や状態を表す
これは個人プレーの場合です。she is happy. という文では、happyが形容詞です。彼女はハッピーな状態です。という状態を表してますね。cute(かわいい)beautiful(美しい)angry(怒っている)などもそうです。
形容詞(happy)が単独で補語の場所に置いてあるのがわかると思います。
名詞にくっつくパターン
まず「国語」で修飾について基礎を知りたい方は、②修飾とはのページをご覧ください。
単独で動くときはいいのですが、形容詞は名詞にくっつくときもあります。例えば、pen(ペン)という名詞があるとして、赤いペンも黒いペンもありますね。その時、pen、だけではどっちのペンかわかりません。そんなときは「red pen」とすれば、赤いペンというようにできるわけです。ただのpenが、赤いという形容詞がつくことで表現が広がりましたね。これが形容詞のもう一つの役割です。
この場合は単独で置かれず、名詞にくっついて名詞の表現を広げます。問題はくっつき方なのですが、前から、後ろからの2パターンあります。「赤いペン」のように前からくっつくのは日本語と同じなのですが、後ろからくっつくのは日本語にはない使い方なので難しく感じるかもしれません。
前から限定パターン
これは上のredの使い方と同じです。
後ろから説明パターン
これが日本人には厄介です。なぜなら日本語にはこの語順がないためです・・・
逆にいうと、このパターンをマスターすれば英語はスラスラ読めるようになります。
例えば「長い髪の女の子」という日本語を見た時、「女の子」という名詞に「長い髪の」という形容詞がくっついているイメージがつくでしょうか。先ほどの限定パターンと同じで前に付くのですが、英語だとa girl with long hairという具合に後ろに付くのです。
a girl with long hair
これは「女の子」を、どんな女の子かというと「長い髪を持った」というように説明するときに使います。この、後ろから説明するパターンに慣れると英語はずっと読みやすくなります。このパターンも数が決まっているので、今度まとめて書きます。
この場合も、「長い髪の」という形容詞がくっついて、「長い髪の女の子」という大きな塊になりしたね!
これは日本語にない語順ですので、基本的に後ろからくっつくパターンがわかれば形容詞は分かったようなものです。
形容詞についてのまとめは:形容詞インデックスをご参照ください。
副詞
最後に副詞です。形容詞が名詞にくっついたのに対し、副詞は「名詞以外」の表現を広げます。よくあるのは動詞の表現を広げるパターンです。例えば、走るという意味のrunという動詞があります。さきほどのpenのように、ただ「走る」でも「速く」走る人「遅く」走る人がいますね。
この速く(fast)遅く(slow)のように、動詞の表現を広げてくれるのが副詞だと思ってください。
これだけ見ると簡単なのですが、副詞はポジションで変則的な動きをします。それも副詞の項目が高校英語で増える理由かもしれません。副詞を使いこなすと、一見レベルが高い英語が使えるようになります。
副詞についてのまとめは:副詞インデックスをご覧ください。
英語の登場人物はこんなものです。今回紹介したそれぞれの品詞の使い方は、ほとんどの文法とつながってきます。最初は意味が分からないかもしれませんが、だんだんわかってくるので心配しないでください。
長くなりましたが読んでいただきありがとうございます。
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