英語脳の作り方【毎日たった一つの事をする習慣さえつければ英語脳は作れます】

「英語脳」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

苫米地英人さんという脳機能学者・計算言語学者が作った造語とされています。

この「英語脳」ですが、とても掴みどころがない、抽象的な言葉のような気がしますよね。

しかし、子供の英語教育に7年以上携わって、「英語脳」は存在する!と、今では確信しています。

英語脳とは

そもそも、英語脳とは何か?ですが・・その前に、私たちが使っている「日本語」について考えてみましょう。

私たちの脳には、「言語野」と言う場所があるのは知られています。

脳科学者を目指しているわけではないので、あまり詳しく考える必要はありませんが、
簡単に言うと、「日本語を操っている場所」のようなものが、脳の中にはあるという事です。

頭の中に、日本語の場所がある、と考えても良いですね。

従来の英語学習は、その「日本語の場所」に、無理やり英語を詰め込んでいるイメージです。

単語の暗記、文法学習中心の学習など・・・

カレーの入った鍋(日本語)があるとして、その鍋でシチュー(英語)を作る・・

ようなことをやっていたのです。

カレーの中にシチューを入れて、おいしいシチューはできませんよね。

けれど、今までの英語学習は、それと同じようなことをやっていたのです。

ならば、どうすれば良いのか???

シチュー用の鍋を用意する

それだけです。英語用の場所を脳に作ればいいのです

簡単に言うと、それが「英語脳」と言えます。

英語脳の作り方【大人も大丈夫です】

結論から言うと、英語脳は、「英語を聞くこと」で作られます。

なぜなら・・人間はどんな言語でもマスターできる能力を持っているからです。

その能力を呼び起こすのが、「音」です。

・・・怪しい話だなぁ。と思いますよね。

けれど、言語学のアインシュタインと呼ばれるマサチューセッツ工科大学(MIT)
ノーム・チョムスキー教授は、「ユニバーサル文法」というものがあると言っています。

ユニバーサル文法を簡単に言うと、

ユニバーサル文法とは

私たちは、世界中の言葉を理解できる文法システムを、遺伝的に脳に持っている。という理論です。

あとは、細かいパラメーターを設定すると、特定の言語をマスターできるというわけです。

ちなみに、子供だけですよね?と思わないでください。そもそも、臨界点はまだ証明されていません。

大人でも同じようにマスターできるという意見が大半です

パラメーターとは

パラメーターというのは、細かいチューニングです。私たちの頭は、テレビのようなもので、日本語のチャンネルも、英語のチャンネルも、イタリア語のチャンネルも基本的に映る性能があります。

けれど・・・英語のチャンネルが見たいけど、英語のチャンネルを受信できるようにチューニングできていないだけというわけです。

やることは、テレビに内蔵されたチューナーを、英語のチャンネルを受信できるようにチューニングするだけです。

その方法は・・英語をたくさん「聞く」ことというわけです。

まとめ

英語脳=脳に英語の場所がある状態。

英語脳の作り方

①生まれつき、外国語をマスターできる能力はある

②英語をたくさん聞く

③脳が英語にチューニングされてくる

④脳に英語の回路ができてくる

⑤英語マスター

こんな感じです。では、文法は??と思う人もいると思いますが、②と③の間に、聞いているだけである程度英文法は理解できるようになります。

*三人称など、音だけではどうしようもない分野もあるので、勉強が必要です。

と、いうわけで、言語学習のスタートは、たくさん聞くことです。

簡単にできますので、今日からやってみてはいかがでしょうか?




  • この記事を書いた人

ほんだくん

保有資格: TOEIC920点、英検1級 暗記に頼る文法ではなく、論理的に理解できる英文法を書いています。 長文読解が楽になるための文法、たんなるテクニックではなく、自信を持ってTOEICの文法セクションが解けるための文法知識を提供できれば幸いです。 その他、TOEIC900点越え、英検1級まで取得したノウハウを書いていきます。

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