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ひとり英語研究所

【完全版】~ingの形まとめ

今回はいろいろある~ingの形をまとめます。

よく英語の文章を読んでいて、~ingから始まる文章を見るとゾッとすることがありますよね。英語に慣れていないうちは特にそうです。私もbeingのついている文章はいつも??マークが頭に浮かんでいました。Beingって何者なのだろう…なんか不気味なのは、知らないからです。今回~ingを知って長文読解をさらにサクサク進めましょう。

~ingの基本的な考え方

まず、~ingの基本的なイメージ、使い方を見ていきます。

①~ingのコアイメージは、「目の前で動作が進行中」②使い方は、名詞、形容詞、副詞、動詞(進行形)のかたちで使われる!

このように、大事なコアは「動作の進行中」躍動感です。目の前で動いている感じが重要です。②はやはり品詞で分けることができます。品詞はやはり重要です。①と②は別に考えず、名詞、形容詞、副詞、動詞でそれぞれ使われる場合、「進行中・躍動している」感覚は、名詞で使われようが形容詞で使われようが同じです!それでは各品詞ごとに見ていきましょう。あくまでも「進行している」イメージを忘れずにお願いします。

★動詞で使われるのは①「進行形」 He is playing tennis. 彼はテニスをしています。

★名詞で使われるのは②「動名詞」 Watching soccer(S) is fun. サッカーを見ることは楽しい

★形容詞で使われるのは③「分詞」 The largest animal living on land is the elephant. 地上に住んでいる最も大きな動物は、象です。    

★副詞で使われるのは④「分詞構文」⑤動詞+名詞₊~ing Seeing the pictures, I remembered my childhood. 写真を見ていたら、子供の頃を思い出した。

ざっくりまとめると5パターンしかありません!品詞を押さえれば簡単ですから安心してください。

 

品詞ごと~ingの使い方

動詞の形で使われる

He is playing tennis. 彼はテニスをしています。

まず、一番わかりやすい「進行形」です。Be動詞に動詞のing形で「今~している」という文章を作ります。現在形とどう違うの??というと、現在形は「習慣」を意味します。I play tennis. 私はテニスをします。というと、昨日も、明日もテニスをしていることになりますよね??

現在形はとーっても範囲が広い。一言で言うと「習慣」なんです。一方、現在進行形は、今現在、目の前でテニスをしている、という状況です。まさに「目の前で動作が進行」していますね。

*進行形の品詞は動詞とは言えないかもしれませんが、文法学者を目指しているわけではないので、わかりやすいように「動詞」として分類しています。

名詞の形で使われる

次は、名詞で使われるパターンです。また同じこと言ってる!と思うかもしれませんが、名詞は主語(S)、目的語(O)、補語(C)で使われます。動詞にingをつけて、動詞を名詞にしてしまうのを、「動名詞」といいます。動詞→名詞だから「動名詞」…単純なネーミングですよね。

主語で使われる 動名詞~ing

Watching soccer(S) is fun. サッカーを見ることは楽しい

例文ではWatching soccer までが主語です。例えば、サッカーは楽しい。は、Soccer is fun.と簡単に書けます。 サッカーを「見る」watchという「動詞」 を付けたい場合、×Watch soccer is fun. ではダメです。動詞から始まると「命令文」になってしまいます。そこで、主語なので名詞にする必要があります。そこで、ing を付けて名詞にします。 よって、主語をwatching としています。

目的語で使われる 動名詞~ing

You should practice playing basketball regularly. あなたは定期的にバスケットをすることを練習すべきです。(あなたは定期的にバスケットを練習すべきです)

目的語は「~を」と訳せる部分です。この例文だと、playing basketball が目的語です。目的語なので名詞しか置けません。ですので、バスケットを「プレーする」のplayは動詞ですので、×practice play basketballとはできません。動詞が2つあることになってしまいますよね。

ですので、playにingを付けてplayingというように名詞化してください。名詞になれば目的語に置けます。

補語で使われる 動名詞~ing

My hobby is playing basketball. 私の趣味はバスケットをすることです。

補語は目的語と同じように考えましょう。例文はplaying basketballが補語です。 補語は「主語とイコール」でした。趣味=バスケットをすること。となっています。

補語も名詞か形容詞しか入れません。playの動詞のままではダメなので、playingという名詞の形になっています。

前置詞の後で使われる 動名詞~ing

I am good at playing tennis. 私はテニスをすることが得意です。

「前置詞」というのは「名詞や代名詞」の前に置かれます。…名詞の前です。I am good at tennis. であれば、atの後は名詞なので問題ないですが、playするのが得意、という場合。I am good at playing tennis.というように、playにingをつけて名詞にしましょう。

前置詞の後は動名詞です!!

To不定詞でも動詞を名詞に使う場合がありました。主語になる場合、To~で始まる文章と~ingで始まる文章の違いは、不定詞と動名詞が主語になる場合の違いで書いています。目的語で使われる場合、To不定詞を使うか、動名詞を使うか?という問題はtoとingの違いで書いています。要は、動名詞は躍動感があります。

形容詞の形で使われる(名詞を修飾する)

今更ですが…形容詞は「名詞」について名詞を説明する言葉でした。大事なのは前につくのか、後ろにつくのか…の違いです。ざっくりですが、~ingがついた語句だけ (例:running だけ)で修飾する場合は前。他の語句がついて長くなったら(例:living on land)後ろ。と考えても結構です。

前についたら「限定」しているイメージ。後ろについたら「説明・情報を追加」していると考えても大丈夫です。

名詞の前に置く場合

I know the running girl. 私はその走っている女の子を知っています。

女の子(girl)は走っているので、runningの形になります。 girlを修飾して形容詞的に使われ、「走っている女の子」となります。その走っている女の子!って「限定」していますよね。また、今そこで走っている!という動作の進行、躍動感も感じましょう。

名詞の後ろに置く場合

The largest animal living on land is the elephant. 地上に住んでいる最も大きな動物は、象です。

この文の主語の名詞はThe largest animal (最も大きな動物)です。その後ろに living on the land (地上に住んでいる)が置かれています。最も大きな動物…どんな動物かというと…というように、後ろから説明してます。活き活きと大地を歩く象さんのイメージです。その躍動感をイメージしましょう。

後ろに置かれている、というのは、例えば日本語でいえば 「山田太郎(福島市出身)は○○高校の生徒です」のように山田太郎=福島市出身となりますね、これと同じように、the largest animal = living on the land というイメージです。修飾、というより、並んでいるイメージですね。

また、living on land は形容詞的にthe largest animal にくっついているとも考えることができるので、【The largest animal living on land】大きな名詞の塊になるのが重要です。そこまでが名詞の塊(主語)と見抜ければ、is が動詞だと瞬時に判断できますね。

副詞の形で使われる(動詞を修飾する)

これも何回も書いていますが、副詞の働きは…①名詞以外(形容詞・動詞)を修飾する ②情報を加える(おまけ)です。

分詞構文

分詞構文について詳しくは、実は簡単 分詞構文 という記事をご一読ください。

分詞構文は、簡単に言うとWhen I see the picture, I remembered my childhood.写真を見ていた時子供の頃を思い出した。という接続詞の文章を、接続詞のwhenをとって~ingをつけただけです。なので、訳し方は文脈で判断します。If when becauseなど、いろいろな接続詞の意味で訳せます。

あくまで写真を見ていて~というのは「追加情報」です。

Seeing the pictures, I remembered my childhood. 写真を見ていたら、子供の頃を思い出した。

この文章は I remembered my childhood (子どもの頃を思い出した)という完全な文章に、seeing the picture (写真をみていたら)という情報を付け足しています。分詞構文にすると、ingの「現在目の前で進行中」という雰囲気がドキドキ感を出すので、物語の文章などでよく使われます。

動詞+~ing (~しながら)

Mary stood eating a hot dog. メアリーはホットドッグを食べながら立っていた。

この文章はMary stood メアリーは立っていた。という文章に、ホットドッグを食べながら、という情報を付け加えています。stood(立っていた)という動詞を修飾しているとも言えます。

さきほどの形容詞のパターン(the largest animal = living on the land)のように、Mary が立っている Mary stoodの横にeating hot dogという「現在進行中」の状況を並べることで同時進行感を出している、と考えても良いと思います。

動詞+名詞₊ing

最後に、動詞の後に名詞がついて、そのあとに~ingがつくパターンです。例文を見るとわかると思います。具体的には使役動詞(have)と近く動詞です。

I saw him walking in the street. 私は彼が通りを歩いているのを見た。

実は、この文、原形でもいいんです。I saw him walk in the street. 私は彼が通りを歩くのを見た。どっちも同じような意味ですが、ingだと、実際に目の前で通りを歩いている、という「目の前の進行」を表現できます。原形だと、具体的な行動は意識されません。

ちなみに、過去分詞を置くこともできます。

I saw him beaten yesterday. 私は昨日彼が殴られているのを見た。 過去分詞は受け身なので、~されているのを見た、のようなときは過去分詞が入ります。要は、動詞の後の人や物がどういう状態か?で動詞の形が変わります。

~してるのを見たよ!!というように、行動をしているのを見た!というのを言いたいならingをつけましょう。

このようなパターンは知覚動詞という動詞:hear聞く、see見る、などの動詞で使われます。

使役のhaveでも使われますが、「選び方は簡単! have₊目的語₊~ing, 過去分詞の have構文」で書いています。

英文読解の時~ingから始まる英文の、名詞(動名詞)・副詞(分詞構文)の見分け方

以上で~ingのパターンは終わりですが動名詞の主語のパターンと、分詞構文のパターンでは、両方~ingから文章が始まります。わかりにくい!という場合、文章をピリオドまで見て判断してください。

Watching soccer(S) is fun. サッカーを見ることは楽しい 動名詞の場合、必ず動詞がありますので、動詞を探してください。

Seeing the pictures, I(S) remembered (V)my childhood. 写真を見ていたら、子供の頃を思い出した。(分詞構文)の場合だと、たいていコンマ(,)があります。そして、そのあとに主語・動詞の文章が続いているので、それを探しましょう。

分詞構文はイントロ的な感じです。()に入れて、そのあとのS Vを探してください。

今回は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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