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【分詞構文の過去分詞】 述語動詞より「前の時」なのに、完了形にせず、過去形を使う場合。

今回は分詞構文の時制についてです。

分詞構文について、基本的なことはこちらの記事で書いています。

副詞編 その4 実は簡単 分詞構文

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完了形の分詞

完了形の分詞は何かというと

文の述語動詞の表すときよりも、前の時を表すときに使います。・・ちょっとわかりにくいので、例文で確認しましょう。

Having failed twice, he didn't want to try again. (2度失敗したから、彼はもう一度挑戦したくなかった)

このようにHaving が使われるわけですが、これには理由があります。

「彼が2度失敗した。」ということと、「もう一度挑戦したくなかった」の時間軸を考えてみてください。2度失敗した、というのは、「挑戦したくない」という時間よりも、「過去の事」ですよね。

このように、述語動詞(この場合はdidn't want to)よりも、「前の事」を言う場合は、Having を使うという事です。

同じように、Having lost all my money, I had to give up my plan. (お金をすべて失ったので、計画を諦めなければならなかった)

この場合も、I had to give up my plan の前に お金を失っている、ので、時間は had to give up よりも前に起きたことです。

なので、having を使っているわけです。

Having を使わないパターンに注意!

ここからが本題なのですが、先日、高校生から質問がありました。

Losing my wallet, I reported that to the police. (財布を無くして、警察に届けた)

という文章を見て、「財布を無くしたのは、警察に届けるよりも、前の事ですよね。なぜHaving lost my wallet にならないのですか?

もっともな質問ですね。

色々な文法書を見ましたが、意外に書いていません。唯一、「ロイヤル英文法」にだけ、記載がありました。

ある動作の後に他の動作が続くとき、特に前の動作の完了を強調したり、意味が曖昧になったりすることがなければ、初めの動作を分詞にして前に出す時は、完了形にする必要はない。

つまり、○○して、△△した、のように、動作が続くときは、意味が曖昧にならなければhaving にしなくてもいいですよ、ということです。

Opening the bottle, he poured the wine into my glass. (ボトルを開けると、彼はワインを私のグラスに注いだ)

これも、ワインに注ぐ前に、ボトルを開けたわけですから、having opened にするべきですが、使ってませんね。

これは、ボトルを開けて→注ぐ という一連の動作の流れが続いているので、あえてhaving にする必要はないわけですね。

Losing my wallet, I reported that to the police. (財布を無くして、警察に届けた)も、財布を無くした→警察に届けた。という繋がりがあるので、Having を付ける必要なし、というわけです。

意外に間違いやすいので、注意しましょう!

  • B!