助動詞は簡単そうでややこしいですよね。特に、高校英語になると、have が助動詞について「過去」の意味になる・・なんてルールが追加されるので、急に難しく感じます。
中学の時はmust は have to と同じです。くらいの話だったので、助動詞は楽勝だと思っていたのに・・思う人多いと思います。
have が付くと、過去になる。というと、矛盾に思う人もいますよね。
例えば・・・
did not need to 「~する必要がなかった」 need not have 過去分詞 「~する必要がなかった」
同じ意味じゃない??
ややこしいですよね。
have が助動詞につくときは、「過去」というより、本来、haveってどんな時につく?ということを意識するといいです。
haveが付くときって、どんな時だと習いましたか??
おそらく、パッと思いつくのは・・・完了形ですよね。 または、仮定法でしょうか。
助動詞の現在形+Haveは「完了形」の意味で使われる
これを基本に考えましょう。注意したいのは「現在形の」助動詞です。
need not have ppの使い方
You need not have bought the book. あなたはその本を買う必要がなかった。(けど買ってしまった)
例文を見ると、(買ってしまった)と言うのがミソです。You have bought the book. (あなたは、その本を買ってしまった。(そして、今もその本を持っている))という完了形の意味が含んでいます。
完了形については
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現在完了形と過去形の違いがわかる、たった一つの考え方
今日は「現在完了形」です。 さて、中学1年生で初めて英語を習う子ども達は、簡単な挨拶や、be動詞(I am~)のような簡単な英語からスタートするので、わりと点数がとりやすく、英語って簡単だよね!ってい ...
なので、need not have は、~する必要はなかった(けど、してしまった)←完了形という時に使います。
では、did not need toは??
You did not need to buy the book. あなたはその本を買う必要がなかった。(買ったかは不明)
今回はHaveがついていない過去形ですので、過去の1点の事実を言っているだけです。完了形のように、「今どういう状態か?」はわかりません。
ですので、「実際○○したかはわからない」けど、○○する必要はなかった。と言う場合は、過去形の否定文にします。
助動詞の過去形+Haveは「仮定法」の意味で使われる
それでは、過去形の助動詞にhave がついたときはどうすればいいの??というと、「仮定法」が基本です。
例えば、could と could have の違いは?両方「○○できた」ですよね。
could have の使い方
You could have helped me if you'd tried! 助けようと思ったら、私の事助けられたのに。(実際はできなかった)
仮定法というのは、現実とは違うこと(ありえないこと)を表現する文法です。
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would you ~は何故丁寧語なのか? (助動詞と仮定法)
依頼するときに使う助動詞 would 中学英語で助動詞、って習いますよね。 動詞を助ける、助動詞です。 mustとかcanとか習うと思うのですが、「依頼」するときも助動詞を使うと習います。 例えば、「 ...
つまり、(実際できなかったけど)~できたのに。という仮定法の意味を出すときは、Could にhave を付けます。
Could の使い方
それでは、Couldは?というと、もうお分かりかと思いますが、「実際にできた」というのがcouldです。
He could speak 3 languages. 彼は3か国語話せた。(実際に話せた)
先ほどのhaveが付いたパターンと違いますよね。
いかがだったでしょうか?単にhave が付く、と覚えていると、混乱してしまいます。have の本来の意味が分かれば、ヒントになります。
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mayとmight?may have とmight have? どう違う?
「助動詞」というのは、中学生などからすると簡単な文法の部類に入るかもしれません。 I play tennis. 私はテニスができます に can を付けると → I can play tennis. ...