5月某日、私は、マクドナルドを「マック」ではなく、「マクド」と呼び始めるのは、日本のどのあたりか、そして、関西では「朝マック」も「朝マクド」なのか?と真剣に悩んでいました。
そんな折、記憶の片隅で、たしかインド人の友人が、「私はマクドナルドで牛肉の味を知ってしまった」と、静かに懺悔している神妙な表情を思い出しました。
母国では宗教的な理由で牛肉を口にできないからです。
そんな彼らのために、オーストラリアのマクドナルドには「裏メニュー」が存在します。
それが、謎の「ベジタブルバーガー」
これが、表にはでないマクドナルドの裏メニューとして、移民の国、オーストラリアに確実に存在してます。
要は、肉を抜いた野菜だけのバーガーの事です。
食べてみたい好奇心を抑えることはできませんでしたが、私のような極東のアジア人には敷居が高すぎて注文できませんでした。
もくじ
マックポテトは、「fries」
マクドナルドと言えば、注文の仕方を忘れかけているほど行っていませんが、日本では、ポテトは『「ポテト」ください』、といって注文すると思います。
私の記憶が正しければ、オーストラリアでは、ポテトを「フライ (Fries)」と言っていたと思います。
揚げ物、のfryのことでしょう。恐らく。なので、ポテトを注文するときも、確か、「Fries」と言っていました。
オーストリアは「ハエ」が多い
話は変わりますが、オーストラリアは「ハエ」がとにかく多いです。
オーストラリア人が口を開けず、モニョモニョ話すのは、口にハエが入るから、という都市伝説が存在するほどです。
確かに、オーストラリアにいくと、そのハエの多さに最初は辟易とします。
そのハエの発音は、「Flies」これも、「フライ」
なので、マクドナルドで、「フライズ、プリーズ」なんて言うと、「ハエをください」に聞こえるのかな、なんて思ったこともあります。
オーストリアの都市部はいろんな英語を話す人が多いですし、注文で「フライ」って言ったらfriesの事だろうと普通の店員は気にしないでしょうが。
RとLで大違い
このように、RとLが違うだけで大違い、というのは英単語では結構あります。
私の世代は、rice(米)とlice(シラミ)、と教わりました。
river は、川ですが、liver は、肝臓。playをprayにすると、「祈る」という意味になってしまいます。
なので、定期テストで、スペルを、例えばfright を、flightと書いてしまいました。これ、×じゃなくて、減点にしてくれないなんて、学校の先生はヒドイです!と言いたい気持ちもわかりますが、
これは「減点」にすることはできないのです。なぜなら、fright は「恐怖」 flight は「飛行」と、まったく違う単語だからですね。
こういうミスに悩む生徒は多いですが、原因はなんでしょう。
文字を覚えるのではなく、「音」を覚えるイメージ
小学生の時から「漢字」を書いて覚えていた影響で、英単語も丁寧にノートに書いて覚える人も多いと思います。
そのことを完全には否定しませんが、
大事なのは、「音」を意識して覚えることです。そこが漢字との違いです。
frightの「r」を舌を巻いて発音しながら書くのです。こうやって、「手」だけでなく、「口の中」も連動させて覚えるのが英単語の覚えるコツだと思います。
経験的に、すごく重要だと思います。Australia というスペルだったら、ra と li は明確に区別して発音して覚えていました。
音を覚えるイメージで単語を覚えるのです。
そして、自分の発音に頼らず、英語を聞くことが大切です。
ch、shなどのスペルも、必ずスペルだけでなく、発音と音を意識して覚えることです。
これに慣れると、あんまり書かなくてもスペルが頭に入るようになります。2回くらい書いただけで、アルファベットの「音」と単語のスペルがすぐリンクするようになります。
漢字は表意文字なので、文字を見て、書いて覚えます。
しかし、英語は「音」が重要な言語です。
けど、日本人は、漢字のように「英単語のかきとり」を最初にやってしまう・・
音楽で、「ド」の音を出してください、と言われても、「ド」の音がわからなければ出せません。
単語も、「音」が大切です。まずは英語をたくさん聞き、音読して英語の音に慣れましょう。スペルはそのあとでも遅くありません。
教室でも、生徒にはアルファベットの音と単語の作りを意識して教えています。
実際、英語圏の子供はそうやって英単語を覚えています。