英語学習に対しての、最大とも言える勘違いがあります。
それは、英語ができる人=優秀 という勘違いです。
確かに、英語ができる人の中には、優秀な方も多いでしょう。
しかし、偏差値30くらいの人でも、海外に行けばペラペラになって帰ってきます。
何が言いたいんですか?というと、学校の英語は、わざと優秀な人しか成功できないように仕向けられています。
なぞの単語暗記テスト、重箱の隅をつつくような定期テストの文法問題、「分詞構文」のような、無駄に難しい文法用語・・・勉強ができる人たちが、勉強ができる人たちのために作られた特殊な世界なのです。
もくじ
斜めから英語を学習するだけで成功する
私は地頭が良いわけでもありませんし、いまだに漢字は書けませんし、簡単な暗算も間違えます。
イヤイヤ、先生は大卒ですよね、そういうキャラ作りは止めてください。と言われるかもしれません。
隠さず言ってしまうと、私は国語と英語だけで大学に入ったようなものです。それ以外は全くわからないのです。それに、すんなり大学まで行ったと思われますが、高校入試、大学入試、失敗ばかりしています。そのあたりは恥ずかしいので書けません。
あんまり言うと、講師としても信頼がなくなるかもしれませんが、ウソをついても仕方がありません。
中学は部活しかやっていませんし、高校では数学のテストを白紙で提出していました。
そんな私でも、英検1級が取れるのは、斜めから英語を学習していたからです。斜めとは言っても、言語習得からは正当法だったかもしれません。
英語は、感覚が大切
好きな洋楽の歌詞をいつの間にか暗記をしていたり、歌いながら発音を覚えていました。文法もよくわからいけどとにかく例文や教科書の英文をただ音読して暗記していました。歴史は全く頭に入りませんでしたが、英文は一度覚えるコツをつかむと、どんどん覚えられるようになります。確かに、単語帳を丸暗記しようと思ったときもありますが、2級レベルくらいまでしか暗記できませんでした。
1級の単語は10000語だと言われますが、アレはウソだと思います。少なくとも、私はほとんど覚えられませんでした。単語はたくさん英文を読む中で増えていきますし、作文で使う中で覚えていくと自分の体験から理解しています。
どうしても単語帳を使いたいなら、CDもついて、文章の中で覚えられる「速読英単語」(←Amazonのリンク)だけをお勧めしています。英検なら「文単」シリーズ(←Amazonのリンク)です。
単語の暗記、難しい文法の勉強よりも、たくさんの英語を暗記し、多読、多聴する。これが英語学習の基本だと私は思います。
これによって、一番大切な、「英語の感覚」が身につきます。
多読、多聴といっても、自分が興味がある分野を楽しく読んだり聞いたりすればいいだけの話です。好きでもない音楽を聞いたり、興味のない分野の本を読んでも続きません。
まずは、「聞くこと」が言語学習の基本です。今はわかりませんが、私の中学、高校時代の学校は、「音」がない、無音の視覚だけの英語学習でした。
確かに受験で頭は使います
とは言え、難関大学などとなれば、英語を論理的に読んだり書いたりする必要はあると思います。
けど、そんなことは、欧米の学生なら「当たり前にやっていること」です。
少なくても、微分積分よりは1000倍簡単だと思います。
問題の解き方はテクニックはありますが、慣れれば出題者の意図は読み取れるようになります。
自分にあった講師を選びましょう
あなたは、オール5タイプの優等生ですか?そうであれば、相性が合えば、どのようなタイプの講師でも伸びます。本田塾では、中学生でも、高校生でも、優秀なタイプは天井を見ずにどこまでも高いレベルまで持っていきます。小学生が高校入試の長文を読んだり、中学生でも大学受験の過去問を読みます。
もしあなたが、勉強が苦手、というタイプであれば、優等生タイプの講師に教わるのは避けたほうがいいと思います。なぜなら、「来週までに単語100個暗記してきましょう」「SVO・・・と英文を分析する」のように、自分ができることが生徒にもできると思いがちだからです。
あなたが勉強が苦手で、英語を伸ばしたいという意思だけでもあるなら、同じような勉強が苦手だったタイプから教わることを勧めます。無駄な根性や優等生向けの英語学習をせず、「聞く・読む」を重視して、言語の「感覚」を重視して語学を正当に学ぶ方法もあります。
受験英語の洗脳、英語は難しいから自分には英語ができない、という思い込みを解いてください。
英語は言語ですので、「やる気」「継続力」さえあれば、あなたにも必ずできます。