私の英語歴①②の続きです。ついに、大学卒業後にオーストラリアに渡りました。
日常会話
前回書いた通り、中学からたくさんの英語を暗記していた私は、海外でも日常生活はあまり困ることはありませんでした。白井恭弘さんの「外国語学習の科学」という本にも書いていましたが、「話せるようになるには、話す練習をすればいい」という考えは理にかなっているわけではない、というのは研究結果でも明らかのようです。Listen more, speak less. Read more, write less.(話すより聞き、書くよりも読む)です。
フォニックスの発音は大事だな~って思いますが。
英語習得が留学の目的ではなかったのですが、留学で英語が伸びたのは間違いないです。留学で英語が伸びた原因はオーストラリアの大学生活に隠れていました。
海外大学生活
当たり前ですが、海外の大学は勉強しなければ容赦なく落とされます。何の前触れもなく、いきなり除名のお知らせが届く留学生もたくさんおりました。日本じゃこんなことできないでしょうね。
試験はほとんどすべて論述。そしてレポートが半端ではありません。レポートは5000字~1万文字とかが普通なのですが、それがいくつもあります。そのためには大量の英語を読む必要があります。
この「多読」こそ英語力向上のカギだと思います。
先ほどの本にも書いてましたが、大量に英文を読むことで得る英語力は、作文や文法のような技能にも転移されるそうです。さらに、多読多聴は「予測文法」が身に付くと書いてました。例えばJohn gave me・・ときたら次に何がくるか?を予測できる能力です。これはリスニングでも必須の能力だと思います。
多読の本選びで気を付けることは次の二つだそうです。
①自分に必要な分野
②自分が好きな本
勉強だと思って必要のない分野の本や好きでもない本を読むのは止めましょう。音楽とか車とか、自分が好きな分野の本を楽しんで読みまくりましょう。そして映画やCDで英語を聞きまくりましょう。
子供から大人まで効果があります。
多読・多聴は留学しなくてもできますので、やってみたらいかがでしょうか。