英単語を覚えられない
「夏までに単語を仕上げなさい」「今年中にターゲット1900を全て覚えなさい」
一度はこのセリフを言われたことのある学生はたくさんいると思います。
このセリフは私もうっかり口に出してしまうことがあるのですが、なんとも無責任な発言であるかと猛省することもしばしば。
生徒たちは、覚えられないから困っているのですから、、
そもそも、自分ができなかったことを生徒に言うなんてもってのほか・・
英検一級の合格基準は1万単語だと言われています。
「いい加減にしてください、あなたは英検1級を持っているなら、単語を覚えるのは簡単ですよね?生徒に寄り添った善人ぶらないでください。」
と、言われそうですが、私は間違いなく1万単語も知りません・・・
ちなみに、こちらは私が英検受験時に使っていた「出る単英検1級」という単語帳です。

文字通りボロボロになるまでやりました。
かなり昔のことですが、福島市民の憩いの場、大笹生16沼公園の「ぴょんぴょんドーム」で小さい息子をぴょんぴょんさせている傍ら、この単語帳をずっと眺めていた記憶が昨日のように思い出されます。
覚えられなかった単語にはマーカーをひき、今日覚えたものは3日後見る方法、20単語を1週間見続ける方法、ありとあらゆることをやりました。
それが無駄だっとは言いませんが、マーカーの線が増える一方。最後のほうなんて、全ての単語にマーカーがついている。。↓実際の写真

やってもやっても、「まったく覚えられない」
単語の羅列を覚えるのがどうしてもできなかったのです。
いまだに思いますが、単語帳を暗記できる人は、本当に頭がいいと思います。
では、何が単語難民の私を救ったのか
単語は「使われている形」「文脈の中で」覚える
単語を羅列で覚えるから覚えられないので、「文章の中で使われている形で覚える」という方法にシフトしました。
具体的に使ったのは「文で覚える単熟語シリーズ」。自分の経験からも生徒には基本的に英検対策はこのシリーズをおすすめしています。
これは長文の中で単語をぼえるので、前後の文脈があってとても覚えやすかったです。
シャドーイングをしているとリスニング力が上がりました。
※シャドーイングについては賛否両論があって、専門家は否定的な意見が多い印象です。自称英語コーチ系の人がやたらおすすめするので怪しいですが、個人的には悪くない方法かとは思います。ただ、通訳者などがトレーニングに使う方法なので、中高生にはおすすめしません。
もう一つは、「王道」ともいえる多読多聴。
YouTubeでもポッドキャストでも小説でも読解問題集でもなんでもいいので、覚えた単語に「再会」すると、あの単語だ!というアハ体験で強烈にインプットされます。
日頃から教科書だけじゃなくていいので、いろいろなところで英語に触れると記憶に残ります。
それに、その単語が使われている文脈や状況もわかるので、より単語の使い方がわかるようになります。
私も、受験生の時は読解問題の中で単語に再会することが多く、よく覚えられた気がします。
今はインターネットで英語に触れる機会は溢れているので、ほんとうに今の学生が羨ましい限りです。
最後にアウトプットで積極的に「使う」ことです。
受験生ならエッセイや自由英作文で使ってみるのもいいですし、日記などで自分事として書くことをお勧めします。
そうすると、その単語のイメージだったり、「なんか嫌な感じ」「なんか嬉しい」みたいな、単語の「感情」も覚えることができます。
この単語の「感情」は、大学入試でも大事だったりします。
単語は「8割分かればいい」と思う
最後に、完ぺき主義は英語学習において大敵であると私は思っています。
単語も、完ぺきにしようとすると嫌になります。単語は無数にあるので、ゴールはありません。
受験や英検の読解で、「全ての単語を知っている」という状況はほぼ無いと考えるのが賢明です。
8割知っていれば上出来、あとの2割は「文脈」で判断です。
単語の意味は、前後の文脈で決まります。
むしろ、単語帳の意味だけ知っていると、その意味だけでしか日本語を考えられなくなって意味不明な訳になることも多いですよね。
大学入試の和訳問題とかは、あえて辞書的な意味とは異なる語彙に線が引いてあったりしますよね。
単語の推測力を上げることも大事になります。
最後に
英語学習とは切っても切れ離せない「単語」
単語帳が頭に入らない!というかつての私のような学習者は、例文でおぼえたり、長文の中で覚えたり、少しアプローチを変えてみるのもいいかもしれません。
くれぐれも、単語帳はいらない!なんて極論を言っているわけではありません!
単語帳は、単語をどれだけ知っているか確認用に使ったり、ある程度語彙力がつけば、知らない単語を覚えるのには使いやすいと思います。
もちろん、単語帳を暗記して語彙力を上げる人もいるので、否定はできません。
最後に、ウザワシステムは物語の中で単語をぼえているので、今回ご紹介した方法を全て網羅して単語を覚えていきます。
ウザワシステムの多読多聴のシステムの中でも、広い英語の海に入って語彙を増やしていく生徒は多くいます。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。

