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ひとり英語研究所

形容詞編 その2 後置修飾①不定詞の形容詞用法

今回から後置修飾に入ります。 前回の記事…形容詞編その1:分詞・動名詞

そもそも、修飾って何??という方は「修飾とは」のページをご覧ください。形容詞って??という方は形容詞の全体像をご覧ください。 

後置修飾とは??

まず初めに、後置修飾とは何かについてです。(前置修飾については、形容詞編その1:分詞・動名詞 をご覧ください。)

前置修飾は、日本語と同じ語順なので分かりやすいです。赤いペン も red pen も、pen(ペン)という名詞の前にくっついています。

しかし、、、今回の後置修飾は日本語にはありません!だから、本当にややこしく感じてしまうんですね。逆に言うと、この語順に慣れちゃえばかなり読み書きだけでなく、スピーキングもリスニングも楽になります。

上の英文と日本文を見ると、日本語はいろいろと説明して、最後に「男の子」という名詞で締めくくっています。形容詞の一方通行。それに対し、英語は核となる名詞(boy)に後ろからswimming in the river(川を泳いでいる)という情報を追加することが可能です。ろにいてから名詞を修飾しているため、「後置修飾」と呼ばれます。

ちなみに、この英文も、前から後ろから形容詞がくっついて、「若くて背が高い、川を泳いでいる男の子」という大きな名詞の塊になります。後置修飾の文を読むときは、若くて、背の高い男の子、どんな男の子かというと、川を泳いでいる。のように読むといいと思います。

後置修飾① 不定詞の形容詞用法

それで、今回の不定詞に入るのですが、実は不定詞は名詞編でも出てきました

不定詞を復習すると、不定詞というのは:「動詞が、名詞・形容詞・副詞として使われる」でした。前回は動詞にToがついて名詞になり、主語、補語、目的語に置かれる説明をしたと思います。

今回は…動詞が形容詞になるパターンです!

I have no time to read books. 私は本を読む時間がない。

この例文は、I have no time. の文に不定詞がついていますが、I have no time.だと、「私は時間を持っていません(ありません)」という意味になります。もし、「本を読む時間」と言いたい場合、「読む」のreadをどう使うか?という話になります。

×I have no read books time. と言いたくなりますが、この文のようにreadのような動詞を強引に形容詞にすることはできません。サッカーでいうとキーパーをフォワードにするようなものです。動詞はあくまで動詞。形容詞ではありません。

そこで「本を読む時間」という日本語をよく見ると、先ほどの「川を泳いでいる男の子」のように、「時間」という名詞の前に「本を読む」という言葉が形容詞のようにくっついているのがわかると思います。日本語だったら「時間」の前に普通に置けばいいのですが、英語は、このような長い形容詞は名詞の後ろに置かれます。

ここで思い出していただきたいのが「不定詞は、動詞が名詞、形容詞、副詞になる」ということです。read (読む)という動詞に to をつけて、形容詞にできるのです。

よって、to read books を time の後ろに置いて、time to read books (本を読む時間)とすることができます。

他にも、I have a lot of work to do. (私はやるべき仕事がたくさんあります。)→to do が形容詞になってwork(仕事)を説明しています。There are many places to visit in Japan. (日本には訪れるべき場所がたくさんあります。)→to visit がplaces(場所)という名詞を修飾しています。 このようにつかわれます。

今回の後置修飾はわかりづらいですが、この先の分詞や関係詞も考え方は同じです。

今回も読んでいただいてありがとうございます。

 

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