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ひとり英語研究所

which to doと不定詞の形容詞用法は、どう違うのか?

高校生に英語を教えていると、一瞬説明に困る文章が出てきます。

例えば・・

I am looking for a house in which to live. 私は住む家を探している。

普通、which の関係代名詞だと、

I am looking for a house in which I can live.

としますよね。けど、なぜか which のあとに、to 不定詞がついている・・・なんでだろう?って思いますよね。

または、不定詞の形容詞用法をつかうと

I am looking for a house to live in. 

となるはずです。まとめると・・・以下の3通りの使い方があります。

  1. I am looking for a house in which to live. 
  2. I am looking for a house in which I can live.
  3. I am looking for a house to live in. 

私たちに馴染みがあるのは、2と3だと思います。では、なぜ、in which to のような使い方があるのでしょう?

前置詞で文章を終えるのが気持ち悪い

まず、なぜ、このような表現をするか?というと、

心理的に、I am looking for a house to live in. のように、前置詞で文章が終わるのが、気持ち悪いと思う人がいるようです。

調べてみたところ、古い英語のルールでは、「前置詞では文章を終えていけない」というルールがあったようです。

なので、本来的には

I am looking for a house to live in. という表現は適切ではないようです。

「適切」な表現だけど、形式ばっている

I am looking for a house in which to live. (またはI am looking for a house in which I can live.)というように、前置詞が最後に来ないようにすれば、「適切」ではあるのですが、形式ばった言い方となってしまいます。

ですので、現在は、I am looking for a house to live in.  I am looking for a house I can live in. という方が、自然な表現とされます。

ルールばかりを重んじて堅物のような言葉より、自然な表現を使おうよ、という流れなのでしょうか?

まとめ

と、いうわけで、 前置詞+関係代名詞 + to 不定詞は

I am looking for a house in which I can live. のように、前置詞を文の最後に使いたくない時に・・・不定詞の形容詞用法の時に、どうしても前置詞を最後に置きたくない場合に使う表現ということになります。

つまり、×I am looking for a house in  to live. とはできないので、I am looking for a house in which to live. という風に関係詞を使って表現する、と理解してみてはいかがでしょうか?

自然な表現はI am looking for a house to live in.  ですので、作文や会話などでは、普通に不定詞の形容詞用法を使い、前置詞を語尾にして書きましょう。

この手の文法は、あまり気にせず、たくさん同じような問題を解いて慣れるのと、I am looking for a house in which to live. のような例文を暗記することをお勧めします。

 

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