会話などで、「私もです」という答えをするとき,「So do I」という表現を聞いたことがある方は多いと思います。
Me too. と同じように使えますが、Me tooはカジュアルな表現です。So do I. の方はビジネスの場面でも使える表現なので、とても使いやすいですよね。
ソードゥーアイ!という響きも覚えやすいですので、学生もよく知っている表現です。
そこで、某問題集を見ていたら・・・
( )の中に適当な語を入れなさい
「君はよく間違いをする」 「その通りだ」
'' You often make mistakes.'' '' So ( ) ( ). ''
学生は「ソードゥーアイ!」が染み込んでいるので、do I を答えに書いてしまいます。
けれど、実はこれが不正解です。
So do I と So I do の違い
先ほどの問題、答えは「So I do」になります。
私が高校生以上にお勧めしている「マスター英文法」によると・・
So do I の形は「私も~だ」でalso, too の意味を表し、So I do の語順は「その通り」「たしかに」の意味を表す
I like apples. So do I. 私はリンゴが好き。-「私もです。」
I hear you like apples. So I do. あなたはリンゴが好きだってね。 -「その通り!」
と書かれています。
なるほど、Me too の意味だと So do I. その通り!indeed!の意味だと、So I do. となる、というわけです。
では、なぜ語順が変わるだけで意味が変わるのでしょうか?
強調するものは何か?で決まる
So I doとSo do Iですが、何を強調しているかでも決まってきます。
'' You often make mistakes.'' '' So I do. '' は、前文の内容が真実である、ということを強調しています。
「あなたはよくミスをします」「(私はよくミスをします)そのとおり」
So do Iは、主語を新情報として強調しています。
I like apples. So do I. 私はリンゴが好き。-「私もです。」「私も」という新情報を強調するために、最後に置いています。
英語は、旧情報(相手が知っている情報)→ 新情報(相手が知らない情報)の順番に流れます。
丸暗記するのもいいですが、音読するときに、強調するところを強く発音すると、感情や意味が入るので覚えやすいと思います。
He is a nice guy. (彼はイイヤツだね) So he is!! is を強く発音して、本当に彼はそういう存在だ!
I am hungry. (お腹空いた) So am I !!. (私も!)
というように、後ろに来る情報が新情報、伝えたい!という気持ちで強く発音して練習しましょう。そうすると、丸暗記とは違う覚え方ができるかもしれません。
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