英検1級を目指したい、TOEICで900点を超えたい、という方は多いと思います。
これから英語学習を始める人もいらっしゃるかもしれません。
英語は言葉ですので、誰でもできるようになります。これは本当です。しかし、現実に、英語ができない・・と悩む方は多いです。
英語学習に関する方法はたくさん出回っています。しかし、同じ教材を使っても、結果が違う・・と言う場合って、とても多いですよね。
何故だと思いますか??実は、英語学習を始める前に、必要な「マインドセット」(心構え)があるのを、知らない人が多いからです。
今回、英語学習を始める前に、「これだけはどうしても知っていてほしい」大切なことを書いていきます。
継続は力なり・・・英語は「積み重ね型」
結論から言います。
英語学習で最も大切なもの、それは「継続力」です。
「そんなのあたりまえじゃ・・」と思うかもしれません。けれど、これが非常に大切です。
なんでこんな当たり前のことをわざわざ書くのですか?というと、これができずに挫折していく人がほとんどだからです。
周りにいる、「英語が苦手だ・・」と言っている人を見てください。
その人の中に、毎日英語を聞いたり、読んだり、単語や構文を覚えたり・・といういう地味なことを、半年以上、今日までやっている人がどれだけいるでしょうか??
「聞くだけ」教材は役に立たないのは、知れ渡ってきましたが、毎日地道にかけ流しを続けると、脳には英語の場所ができて、英語力につながります。英語のドラマを毎日続けるのも、続ければ意味があります。
このような、簡単なことでも、1年、毎日コツコツ積み重ねることができるか?これが大切になります。
とにかく英語は「積み重ね」です。どんなささいな事でもいいので、毎日積みかさねると、効果が出てきます。
英語学習は「地味」
英語ができる、と想像すると、外国人とペラペラ英語で会話して、楽しそうな姿をイメージしますよね。
英語ができる、というイメージが、スラスラ英検の試験を解いている姿を想像する人も、いるかもしれませんが、少数だと思います。
結局、楽しいそう、カッコいい!というのが「英語ができる」イメージです。
しかし!!!その裏にあるのは「地味で地道なインプット」であるのは、知らない人が多いです。そこを勘違いして、とにかく英会話ですね!!と、楽しそうに外国人と会話をすれば英語ができるようになると思っている人が多いです。
会話をすればいいと思っている人達に気を付けて頂きたいのは・・「頭の中に英語が無いのに、どうやって会話で英語を出すんですか??」という当たり前のことです。
出すには、入れなければならない・・これは真理です。
まず、英語を頭にたくさん入れなければ、英語は話せません。今回はマインドの話ですので、具体的な方法は書きませんが、このインプットは「地味~~」です。
メジャーリーグの野球選手、プロのサッカー選手もそうですよね・・テレビの試合では、ホームランをうったり、ゴールを決めたり、スポットライトが当たってカッコいい!!!
けど・・・その「一瞬」のために、日々筋トレしたり、走ったり、素振りをしたり、見えないところでコツコツ努力をしています。これも、地味~~ですよね。
イチロー選手も言っています。
「いま、小さなことを多く積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道なんだなというふうに感じています」
結局、コツコツ地味なことを積み重ねるのが、最強ですね。
英語が継続できないのは、英語の伸び方がシグモイド曲線だから
私はコツコツ型ですので、向いてるかも!と思った方も多いと思いますが、実は、英語学習は継続を難しくさせるのには理由があります。
それは、「英語の伸び方」
は?と思うでしょうが、↓の図をみてください。
2つの線がありますが、オレンジの線は、英語学習者が「理想だと思う」英語の伸び方です。
あくまで「理想」ですので、実際はこのような伸び方をしません。
現実は、青い線のような伸び方をします。
オレンジの線だったら、やったらやった分伸びるので、やる気が維持できます。
しかし、実際は青の線のように伸びるのです。下に1,2,3の数字がありますが、英語を挫折して止めるのは、どこだと思いますか?
そうです、3のところで嫌になって止めていきます。
1,2の段階、英語学習の初期段階では、覚えた分知識も増えていきますので、どんどん英語は伸びていきます。そこまでは積み重ねができるのですが、英語学習では、「横ばい」の時期、というのが出現します。
ドラクエでも、いくら敵を倒してもレベルが上がらなかったら、イヤになりますよね・・
これが、英語学習(継続)を難しくする原因です。
この時期があるというのを知っているか、知らないかで大きな差があります。私は英語学習を始めたときに、先生がこの話をしてくれたので、継続することができました。
この3の時期にコツコツ学びを続ければ、必ず次のジャンプがきます。
英語学習において、他人との競争は必要ありません。
こう考えると、英語学習において、他人との競争は意味がありません。
なぜなら、最初から自分との闘いだからです。自分がコツコツ積みかさねできるか?これだけです。もちろん、正しい方法は必要ですが・・
他人は伸びてすごいなぁ・・あの人は私よりできる・・他人とくらべたくなりますよね。けど、他人は継続をやめて、勝手に挫折していきます。
コツコツ毎日積みかさねをしていると、こんな事、普通毎日できないよなぁ・と思ってくると思います。けれど、他人が止めてしまうことを続けるからこそ、英語マスターが近づいていると思ってください。
他人との競争は英語学習に不要です。
英語学習のですキャッチコピーに騙されていませんか??
このように、継続が難しい英語学習。ほかにも、継続を邪魔する存在がたくさんあります。
例えば、本屋さんの英語本のタイトル、Facebookなどで流れてくる英語学習の広告を見てください。
「○○するだけで」「3日だけで」「1週間で英文法をマスター」・・・
このようなキャッチコピーを身にすることが多いと思います。ある意味、洗脳されているとも言えます。英語はやり方次第では簡単にマスターできますが、短期間でマスターするのは難しいです。
考えてみてください。これから野球をやろうとしている人が、「一年本気出したらイチローくらいうまくなりますか?」と言っていたらどうでしょう。
ピアノ初心者が、「半年本気でやるんで、ラカンパネラは弾けるようになりますか?」と言われたらどうでしょう。
英語も同じで、一年くらいでペラペラ会話ができるようになるのは難しいです。(留学してもです)けれど、英語は「言葉」ですので、言葉を使って生活している私たちは、「言葉なんだから短期間でマスターできるんじゃ?」という考えに取りつかれてしまいます。その結果、そのようなキャッチコピーの方にフラフラ流れてしまうのです。
学校教育に洗脳されてませんか?継続できる工夫をしよう
もう一つは、学校の英語学習の洗脳です。
今は変わってきていると思いますが、昔から日本の英語学習は「根性主義」です。
わざと難しい英語文法用語を使い、テストテスト・・点数がとれなければ怒られたり、とにかく点数を取ることが重要視されます。
学校型の根性英語は、継続できません。
その証拠に、学生時代英語を頑張ってきた人も、高校入試、大学入試が終わったとたん、学びを止めていると思います。
具体的に何をすればいいのか?という話は次のブログに書きます。
ありがとうございました。