前回の記事(①主語と述語)
今回は「修飾」についてです。主語と述語に続いて、今回の「修飾」がわからないと英語はわかりません。
英語が嫌いな人は「この単語がこの単語にかかっていて~」とか言われると「かかる」って何?と思いますよね。それが「修飾」です。これも実は小学生の国語くらいの知識で理解できる簡単な内容です。
こういう話は中学英語ではあんまり出てきませんが、もし高校生、大学生、社会人の方であれば知っているととても得をします。
修飾とは、「言葉のつながり」です。
たとえば、「白い車」という言葉があります。
これは、「白い」と「車」の二つの言葉で成り立っています。また、「白い」が「車」を説明しています。図にすると下のようになります。
英語の形容詞と副詞の考え方
それでは、白い大きな車、であればどうでしょうか。「白い」も、「大きな」も車についています。
ちなみに、このように、「車」のような名詞(モノや人の名前)につくのが、英語では形容詞と言います。*詳しくは、形容詞とはという記事をご覧ください。
それでは、とても大きな車、であればどうでしょう。
「とても」は何を修飾するでしょうか…「車」に修飾しているだとしたら、「とても車」と意味が分からなくなってしまいます。よって、この場合は「大きな」につながって、「とても大きな」としなければなりませんね。
ちなみに…「大きな」というのは、「車」という名詞にくっつくので、英語では形容詞になると書きました。「とても」は「大きな」という形容詞にかかっていますね。このように、名詞以外を修飾する言葉を、英語では「副詞」と言います。*詳しくは副詞とはの記事をご覧ください。
どうでしょうか。言葉の繋がり(修飾)は、意味の繋がりとも言い換えることができます。
この「修飾」の考え方は、英語の「形容詞句・節」「副詞句・節」の理解には不可欠です。
今回は以上になります。最後まで読んでいただいてありがとうございます。