今回はTOEICで900点を目指す方法をシェアします。
こんな方のための記事です
- 現在TOEICで700~800くらい。900点の壁を超える方法を知りたい。
- 文法セクションで満点を狙いたい
- 根拠をもってTOEICの答えを選びたい
- 帰国子女ではなく、日本で育った人向けのTOEIC対策を知りたい。
英語力の基礎は文法
一度は聞いたことがありませんか?「日本人は学校で英文法ばかりやっているから、会話ができないんだ」
私は達人の英語学習法、のような本を何十冊も読んでいますが、英語をマスターした人の中に英文法を軽視している人はいません。
ただし、小中学生や帰国子女は別かもしれません。子供は感覚的に英文法を学びますし、海外で育った人は私たちが日本語を覚えたようにマスターできるでしょう。
しかし、日本で小学~高校まで教育を受けた純ジャパニーズにとって英文法を軽視するのは自殺行為です!!
「英語は言葉だ~アメリカの赤ちゃんは文法なんてやらずに英語をマスターしてるんだ~だから、聞くだけでマスターしましょう」などの甘いことば、魔法のような英語学習に騙されないでください。
この記事を読んでいる方は恐らく子供の方はいらっしゃらないと思います。ですので、もう赤ちゃんではないのです。聞くだけマスター教材でできるようになった、という人の英語インタビューを聞きましたが、「My husband likes noodle」などのようなことを話していましたが、その英語は中学生の時に義務教育で習った英語を「思い出している」だけだと思います。
もしあなたが高校、大学生以上の大人であれば、思考力で勝負するべきです。子供は感覚的に英語をドンドン学ぶでしょう。大人には大人の長所があるんです。それが思考力、考える力、理解力です。
TOEICでこんな状態ではないですか?
(1) This is the hospital ------ I visited to see Taro.
(A) which
(B) where
(C) when
(D) why
この問題を見て、ん~関係代名詞の問題か~hospitalだからwhichかwhereが入りそうだな・・どっちか悩むけど、hospitalは「場所」だから、(B)where にしちゃえ!これは答えは(A) whichです。
では、
(2) This is the hospital ------ I was born.
(A) which
(B) where
(C) when
(D) why
これも同じ先行詞hospitalです。しかし、答えは(B) whereです。
900点の壁を超えられない理由
この問題は後半の文章 I visited to see TaroとI was born. をみて判断します。
最初の問題は I visitedのあとに穴があり、目的語は(代)名詞が入るから、関係代名詞のwhichを入れて、(2)の問題はI was born.は穴なし、ということは、5文型に含まれない副詞を使う・・だからwhere‥
今回は関係詞の例でしたが、全ての問題でこのように理由を持って答えが出せる・・これが900点の壁を超えられるかの違いです。
ちなみに、問題集でいえばTOEICのパート5対策で最もおススメできる問題集は「特急シリーズ」です。
とにかく解説が素晴らしい。
ただ・・この素晴らしい解説を本当に理解できていますでしょうか??私もこの問題集を使いましたが、解説を本当に理解するのは、結構しっかりした文法知識がないとだと思いました。
まずは文法をすべて理論的に理解すること。そのうえでこのような素晴らしい問題集を3回くらい回す。これが900点を超える条件だと思います。
ただ・・残念なことに、理論的に完璧に説明してくれている参考書を市販のもので探すのは難しい・・私は今のところ見つけられていません。
なので、プロに教わる必要が出てきます。一番は学校に通えばいいと思いますが、インターネットのおかげで自宅にいて学べる時代になりました。今回は900点の壁を超えるのに役立った教材をシェアさせていただきます。
タイプ別、TOEIC900点対策厳選教材2選
別記事でも紹介していますが、今回紹介する教材に出会う前は、私のスコアも700~800くらいでした。900点の壁は高い・・と思っていた時に出会った教材です。
今回はTOEIC向けに良い教材2選です。はっきり言って、どっちも素晴らしいです。
分かる! 解ける! 英文法!
内容
分かる!解ける!英文法!
分かる! 解ける! 英文法!
TOEICに限ったことではないのですが・・英文法の95.97%は、ほかの分野がわからないとわからない・・のです。
さきほど例に出した問題は、関係詞の問題でした。実は、関係詞を本当に理解するには・・「品詞・文型」、「接続詞」、「前置詞」、「疑問文・疑問詞」、「第5文型」、「不定詞」、「分詞」、「動名詞」の知識が必要となります。
この教材では、文法の核となる文型と品詞から始まり、前置詞→接続詞→不定詞など、ほとんどの文法を「物語」のように、理解できるようにできています。
品詞がわかったから名詞がわかる、名詞がわかるから不定詞がわかる、不定詞がわかるから動名詞がわかる・・というように、雪だるまのように知識と理解が深まっていきます。毎回TOEICの文法問題で確認もできるようになっています。
この教材を終えると、文法問題の解き方が変わってきます。パズルのように英文が見えるようになるので、「絶対この答え」という感じで選べるようになります。
スタディサプリ
次のスタディサプリですが、スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン と通常のスタディサプリ TOEIC の2通りあります。
アプリの内容は両方同じです。
しかもTOEIC15回分の実践問題がつくのもかなりの魅力です。どうしても1人学習では継続が難しかったりするのですが、パーソナルコーチを付けることで学校に通うのと同じ(それ以上?)の環境にできるというのも素晴らしい点です。
スマホアプリだけあって、学習時間が管理できたり、正答率が可視化されたりと、モチベーションが続く工夫がとてもよくされています。
この教材は自宅が予備校や語学学校になるような仕組みがされているところがメリットでしょう。
価格
価格ですが分かる! 解ける! 英文法!
スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン は3か月プランで月々¥5,667/12か月 一括で¥68,000です。と通常のスタディサプリ TOEIC だと、12か月パックで月々¥2,480円 一括だと¥29,760です。
さすがにパーソナルコーチを付けると少しお高くなります。けど、実質コーチ代だけ見たら¥15,820・・一日ペットボトル一本分・・と考えると安いのでしょうか。
コーチを付けない場合、メール講座のわかる!解ける!のほうが1万円くらい安くなります。いずれにせよ、スクールにかよったら一か月の学費よりもだいぶお安いです。
どちらを選ぶか
どちらも素晴らしい内容です。どちらも英文法を体系的に本質的に学べます。値段で選ぶのであればシンプルなメール講座のわかる!解ける!英文法!が安くなります。
あとは正直、好みの問題です(笑)
文字ベースで学習したいか、動画で学習したいか・・です。
ちなみに、私はメール講座のほうが向いています。自分のペースで学習したいからです。動画で講義を見ていると、「ここはもういいから飛ばしたい!!」とか、「不定詞のこの分野の復習をしたい!」という時に知りたい細かいところにパッといけるのが文字ベースだと思うからです。動画の教材よりも本で勉強したくなるんですよね。
…というか、私は基本的に動画世代ではないもので・・参考書とにらめっこで受験勉強してきた世代ということもあって、どうしても文字ベースの教材のほうが学びやすいです。しかも、PDFを印刷して紙で復習したい、というタイプですので・・古いですかね(笑)
もし、あなたが「文字読んで勉強するのはめんどくさい~」やっぱりカリスマ講師の講義を動画で受講したい!その方が絶対伝わる!というのであれば、迷わずスタディサプリにするべきです。
どちらの教材もタイプが違うだけで質は間違いなく一級品です。
文字で読んで学習するか、動画で学習していくか・・両方とも演習の量はしっかりとっているので、アウトプットに関しても心配なさらないでください。
TOEICでもう少しで900に届きそう!!という方にお役に立てる情報になれば幸いです。